探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家の地震予知・地震予測関連ブログ

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【松原照子氏】2018年03月07日「今年も揺れるでしょう」~周防灘が気になる

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【図】地震調査研究推進本部サイトより。


今日は、松原照子さんの昨日2018年03月07日 の「今年も揺れるでしょう」と題したブログ記事(世見)を紹介する。
「今年も揺れるでしょう」って、日本では当たり前でしょうと思う人もいるだろうけれど、もちろん「大きく揺れる」ということでしょう。


ということは、海溝型ならばM7超、内陸ならばM5程度でも大きな被害地震になり得る。
震度でいえば、震度5弱程度ならば毎年数回は起きているわけで、その程度ならば予言したうちに入らない。
震度5弱以上の地震は、昨年だけで8回も起きているからだ。

「今年も揺れるでしょう」

今年も揺れないという保証はありません。
それよりも、多くの方々は揺れるだろうと思っておられると思います。
日本列島には、わかっているだけでもかなりの数の活断層があります。
神戸に住んでいた時に思っていたことは、「六甲山脈が新幹線の通り道になったことで悲鳴を上げている」でした。
関空が出来て海の流れも変化したことでしょう
何かが起きると思っていましたら、阪神淡路大地震でした。
この地震が起きた時、六甲山の南縁から淡路島の東岸の辺りに影響が起きた気がしたのと、有馬から高槻辺りを通り、大阪、京都、琵琶湖へと伝わったと思いましたが、23年経った現在もありがたいことに何も起きてはいません。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2018/03/07より)


兵庫県南部地震は、まったく意表をついた大地震だった。
活断層地震というのはそういうもので、いきなり揺れることが多い。


兵庫県南部地震や熊本地震のように、前震が起きることもあるが、揺れた時点では、より大きな本震があるかどうかは誰にもわからない。

「周防灘ってどこかなぁ~」

世見がこの程度で終わってしまえば、あまり得るところがないかもしれないが、そうではなかった。
こういうことを書き出す時は、だいたい終わり頃に、謎の記述がある。

周防灘ってどこかなぁ~。ちょっと気になりました。
(松原照子、同上)


もちろん、気になるということは、揺れることを想定したことだろう。
周防灘(すおうなだ)は、瀬戸内海の南西端に位置する海域だ。
北は山口県南岸、東は熊毛半島南端から屋代島、西は関門海峡、南は伊予灘に接している。


この100年ほどで大きない地震が起きていたかというと…まったくない。
おなじみGoogleEarthのマップに、1900年以降のM7.0超の地震の震源を表示してみる。
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このように、日向灘付記と熊本地震を除いては、九州の大地震は本当に少ない。
…ということから、「油断」が生まれてしまうのだが。

過去の周防灘の大地震は?

この記事の冒頭のマップは、大分県周辺の活断層と過去の大地震の震源を示したもの。
ここの中央上部にあるように、周防灘には「周防灘断層群」という活断層群がある。
有史以来、ここが動いて起きた大地震はあっただろうかというと、まったくない。


最新活動時期は約1万年前前後であったと推定される。
平均活動間隔は、約5千8百~7千5百年の可能性があるという。


活断層であるが長いこと揺れていないということは、そろそろ動いてもおかしくない。
といっても、それは数年単位の話ではない。


ここが全体が動いた場合、最大M7.6程度の地震が予想されるが、発生確率は、今後30年以内に2%~4%とされている。
数%だからと安心するのは素人さんで、活断層上の大地震としては、全国で高い確率の方なのだ。


松原さんが「ちょっと気に」なるという言葉を、どの程度の逼迫性で捉えるべきかが中々難しいところだが、少なくとも我々も気にした方が良いということは、言うまでもない。

過去の「万年山」のこと

余談になるが、冒頭のマップで、「万年山」が目に入ったので。
松原さんは熊本地震が起きる2ヶ月ほど前の2016/02/26に、「怯えていたって何一つ解決できません」と題した世見記事で、こう書いていた。

いなだに 布引(神戸ではない) ここって山地? この名前が付くものって何なのでしょうか?
万年山も書きたくなりました。
糸魚川も書きたくなりました。
中央が少しずつ動いています。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2016/02/26より)


「万年山」(はねやま)は、大分県玖珠(くす)郡玖珠町にある標高千メートル位の山だが、この文脈でいえば、「活断層」だと捉えるべきだろう。
というのも、「糸魚川」は糸魚川-静岡構造線、「中央」は中央構造線という大断層帯を指していると思われるからだ。


その流れで言えば、「いなだに」は「伊那谷(いなだに)断層帯」のことで、木曽山脈とその東側の伊那盆地の境界に位置する活断層帯だ。
M7.8~M8.0程度の地震が起きると推測され、今後30年間の発生確率は、ほぼ0%~7%程度とされている。


「布引」は「布引(ぬのびき)山地東縁断層帯」といって、三重県の北部から中部にかけて、布引山地と伊勢湾の間に位置する活断層だ。
30年以内にM7.5前後の地震が発生する確率は、0~1%とされている。


「万年山」の名がつく活断層としては、「別府-万年山(はねやま)断層帯」がある。
位置は、冒頭のマップにある通り。
豊予海峡・別府湾から大分県東部の大分平野を通り、大分西部の熊本県との県境付近まで東西方向に延びている。


2016年4月16日1時25分頃に発生した熊本地震の本震と同日、7時11分頃に大分県中部でM5.3、最大震度5弱の地震が発生したが、これが別府-万年山断層帯で起きたものと見られる。
熊本地震後、この活断層帯の一部は、「中央構造線断層帯」に含まれるとされた。


松原さんが、この記述で熊本地震を世見していたというのは言い過ぎだとしても、万年山に何かしら引っかかるものがあったからこそ、この世見になったのだろう。


別府-万年山断層帯については、この程度の地震では終わらないのかもしれない。
今後30年にM7クラスの大地震が起きる確率は、区域によって異なるが、最大4%と高い値になっている。

九州は怖い

私は常日頃から、長期的に大災害ということで日本で一番怖いところの一つが、九州ではないかと思っている。
2基の原発、多くの火山、そして極めつけは大規模カルデラ噴火(破局噴火)…。


活断層地震も、その一つだ。
M7クラスといっても、内陸の人口密集地域で起きれば、熊本地震の二の舞いになりかねない。
九州に住む方々は、南海トラフ地震や首都直下地震を他人事のように思わず、自分が住む地域の被災リスクを常に頭の中に入れておくようにしてください。


※今日の防災三昧ブログでは、千島列島と沖縄プレート上の地震について書いています。
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