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【地震前兆】4/9島根県西部地震M6.1の前兆現象~ラドン濃度・イノシシ・深海魚

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今日2018/04/09 1:32に発生した島根県西部M6.1歳代震度5強の地震の続編。
リング・オブ・ファイアが活発化しているため、日本でもM5~M6クラスの地震が起きるかもしれないと書いていたことは、一つ前の記事で書いた通り。
www.tankyu3.com


この記事では、この地震の前兆現象かもしれない事象を紹介することにしたい。
今の所、ラドン濃度・イノシシ・深海魚がある。

ラドン濃度

まず、これはかなり確度が高いと思われる現象から。
おなじみ、大気中ラドン濃度グラフの値から。
これは、防災三昧Web & BlogのPC版で常時フッタに表示しているもの。


4月に入って派遣の契約が終わり、時間がもてるようになったのでラドン濃度グラフもなるべく目を通すよういしていた。
だが、今回はあまりにもカーブが緩く、なだらかだったため、気が付かなかった。


下記のように、過去1ヶ月くらいの分を表示して概観しないとわかりにくい。


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これを見ると、3/20頃に急上昇して、3/23にピークに達して、4/6頃に収束した。
その後、多少の上昇はあったが、3日目に発震となった。


これは、上昇から収束までかなりタイムスパンが長かったものの、発震までの全体的なカーブは、典型的なものと言えるだろう。


今回の反省点として、少しでも下り坂に見えたときには、その前に遡って確認することが大切だろう。
そうすれば、広島県の周囲あたりで大きめな地震が起きるかもしれないことを、周知できただろう。


デフォルトでは、下記の現時点のグラフのように、過去1週間ぐらいしか表示されないのだ。
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イノシシが電車に衝突

3/31に、島根県・広島県内を結んだJR三江(さんこう)線が廃線となった。
そのラストランで、イノシシとの衝突事故が起きるという珍事が報道された。


3月31日19時34分頃、下り線の最終列車となる江津発浜原行きが、島根県内の川平~川戸両駅間でイノシシと接触事故を起こしたのだ。


その、イノシシの衝突地点を下記のGoogleEarthのマップ上で示すが、震源までは約40km弱ほどあったようだ。
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列車がイノシシと接触事故を起こすのはよくあることで、珍しくないという。
だが、事故から地震までのタイムラグと距離、そして地震の規模を考慮すると、地震前兆としてあり得ることだろう。

深海魚1:オオクチイシナギ

3/16に、鳥取市の鳥取港で、巨大サイズの深海魚「オオクチイシナギ」が水揚げされた。
全長171cm、重さ110kgと、鳥取沖では珍しい大きさで、関係者らが「見たことがない」と驚いたとか。


漁獲されたオオクチイシナギの写真は、この記事の冒頭で示している。
この深海魚は、宏観異常現象としての動物の地震前兆データを多く収集している自分でも、さすがに初めてだと思う。


第二協幸丸の船長(62)は、「船長になって30年だが、こんなに大きいのは初めて」と話す。


オオクチイシナギは太平洋側や九州沖の日本海側など暖かい水域の深海に生息する。
今回は沖合95km付近の比較的浅い水深80m地点で見つかったが、水温の上昇で泳ぎ着いたと考えられているとの報道だった。


震源から鳥取港までは、130~140km程度ある。
前兆としては距離が遠すぎると思われるかもしれないが、陸上の動物よりも、海中、特に深海魚では、可能性としてあり得ることだと思う。

深海魚2:

2/24、日本海の深海などに生息する魚「ホテイウオ」が、兵庫県豊岡市竹野町の竹野浜海水浴場近くで発見された。
ダイバーが海水浴場の約100m沖で潜った際に、水深約6mの底でホテイウオを見つけた。


ホテイウオは日本海側に広く分布するが、普段は水深100m以上の深海に生息する。
10m以下で見られる機会はあまりなく、春先の繁殖期のためにやって来た可能性もあるという。


オオクチイシナギの捕獲から3週間ほど遡ることと、距離が震源からは150kmほどと多少遠くなることを考えると、微妙なところもある。
下記のGoogleEarthのマップで、両方の位置を示しておく。


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深海魚の事例は注意が必要

深海魚のたぐいは、更にさかのぼっていくと1月頃まで何件かあるのだが、ご承知の通り、冬季の日本海では海水温の変化などの要因で深海魚が海面近くまで上昇してくる。
そのため、これらのケースをすべて安直に地震と結びつけると、あとで赤っ恥をかくことになるかもしれない。


かくいう自分も、以前はその赤っ恥をたくさんかいてきた。^^;
今回紹介した2件も、確実にそうだとは言い切れない部分もある。
地震予知の分野は、そういう難しさがある。


他にも、もっとさかのぼって事例を紹介したいところだが、たった今TOCANAで島根県地震に関する私の記事が掲載されたので、この記事はこのへんで締めることにする。


たとえ今回紹介した事象が地震の前兆現象ではなかったとしても、それを機会に大地震に対する防災意識を高めることにデメリットはないだろう。


【参考】
news.nicovideo.jp
mainichi.jp
www.kobe-np.co.jp


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