探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家の地震予知・地震予測関連ブログ

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暑さをしのぐ方法(1)マンディ

この夏の猛暑対策について、何回かに分けて書く。
自分自身は暑さに異常といえるぐらいに強い方なので、自分にはあんまり関係ないことだが、今年の夏は例年にない暑さで苦しんでいる人が多いようなので、暑さをしのぐ方法を紹介する。


1994年から通算1年半ほど、インドネシア・ジャワ島の田舎町でソフトウエア開発に従事していた。
もともと暑いのはぜんぜん平気な人間だったが、この赤道直下の国で鍛えられてきた。
住んでいたのは東ジャワのマディユン(Madiun)という地方都市だったが、ジャワ島の中ではそれほど暑くはならないところだった。


インドネシア人には、マンディ(mandi)という習慣がある。
いわゆる水浴びのことだ。
インドネシアではどこでも、民家や職場や公共施設も含めて、ほとんどのトイレの個室には、マンディ用の水槽がある。
コンクリート造りの水槽に水をためておき、備え付けの手桶で水を汲んで、裸の体に勢いよくかけるのだ。
ジャワ島でもバリ島でもスマトラでも、どこでも同じだ。
ふつうの人は、1日に少なくとも2回はマンディをする。
朝起きた後と、昼寝をした後の夕方が多い。
石鹸で体を洗い、シャンプーで頭も洗う。
だから向こうのシャンプーは、水でもよく泡立つように作られているのだろう。


家にお客さんが来た時とか、目上の重要な人に会うときとかにもマンディをする。
職場のトイレでもマンディはできる。
それで、初対面のインドネシア人に紹介されたに握手をするとヒンヤリ冷たく感じるときがある。
これがエチケットなのだ。
向こうでよく「日本人は1日に何回マンディをするのか?」と聞かれて、1回だと答えると、相手は笑いながら鼻をつまんで「臭い」という表情をする。


いくら熱帯直下の国でも、たとえば水でシャワーを浴びるのは冷たくて耐えられない。
そこで、あらかじめ水槽にためてあった水を使うのだ。
インドネシアではマンディをする代わりに入浴の習慣がないから、民家には風呂というものがない。
それで、日本人が民家に下宿したりすると、困ったことになる。
特に私のように、毎日風呂に浸からないと気がすまない人間にとっては、だ。
そこで、どうするか?
お手伝いさんに頼んで、大きな鍋に数回お湯を沸かしてもらい、それをマンデ用の浴槽にためて入浴するのだ。
ただし、これは中に人間が入れるぐらいの水槽が必要でそんなに大きな浴槽がある家は限られている。


暑くて耐えられないとき、自宅に浴室がある人は、昼間にマンディをやってみることをお奨めする。
浴槽に水をためておけば、それを使えば良いだろう。
ただし、浴槽のフタをしめておくと、前の晩に風呂に入った時の熱が残っていて、気持よくない場合があるから、フタはあらかじめ開けておいた方が良いだろう。


インドネシアの人たちは、どうもマンディをやった後でバスタオルで体を拭かないことが多いようだ。
つまり、塗れたままで服を着てしまう。
その方が、水滴によって体が冷えて、気持ちよいのだろう。
だが、この部分は日本人には受け入れられないだろう。


暑さをしのぐ方法といっても、何のことはない。
日本でも昔はみんなやっていたことだろう。
暑いからといって1日中冷房にあたっていたのでは、体がおかしくなって、体内時計も狂ってくるだろう。
水浴びだったら、夏季の省エネにも貢献するだろう。
一度お試しを。

(この記事は2004-08-04にgooブログに投稿したものの転載です)

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