探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家の地震予知・地震予測関連ブログ

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7月8日に東海地震?

今日は7月7日の七夕。
ツイッターでもツイったけれど、七夕の夜に雨が降りやすいのは梅雨の最中だから当たり前。
本来旧暦7月7日だったのを明治の改暦で変えてしまったせい。
国立天文台太陰太陽暦の計算をしなくなったけれど、沖縄の行事はいまだに旧暦でやっている。旧暦の習慣が復活してほしいもの。
詳しくはこちらを。


直前になってしまったけれど、2012年7月8日に東海地震が発生するとNASAが予測しているという噂がネット中に広まっている。
これも4日ほど前にツイートしたけれど、NASAが日にちまで指定して地震予知するはずがないから、そこで怪しいと思わないと。
USGSでもやらないでしょう。

じつは米国の研究者の予測

この情報は、おなじみの大地震・予言・前兆.comでも取り上げられている。


だが、NASAのサイトを見ても、そんな情報はどこにもない。
じつは、これは米国のBritton LaRocheというソフトウエアエンジニアがブログで発している情報であるらしい。
太陽と月の運行によって地震を予測しているようだ。
この人がNASAのデータによって地震を予測しているだけで、NASAはまったく感知していないのだ。
こちらがその問題の記事。


どうもデマの発端は、環境農業新聞であるらしい。
問題の予知の訳文も下記ページに載っている。
データベースクエリー(検索)を「データベース質問」と訳したり、かなり怪しい訳文だが。


上記の記事でソースを示していないことも問題だ。
ソースを突き止めて原文を読んでみればわかることなのに。

本当に東海地震が起きるのか?

NASAの予測」はダメとして、この米国人の予測は妥当なものだろうか。
現在、東海地方に緊迫した地震前兆は現れていない。
なので、東海地震が起きる可能性は低いだろう。

東日本大震災を予知していた?

だが、この記事はここで終わるわけにはいかない。
というのも、このLaRoche氏の研究は、無視できない部分があるのだ。
上記のブログ記事で、下の方まで読んでいくと、なんで誰もこれを指摘しないのだろうという箇所がある。
「Japan Tohoku Quake 2011: Predicted 1 Month in Advance」という小見出しの部分だ。
これによると、LaRoche氏は2011年2月10日にこのブログで、東日本大震災を予測していたという。
下記に引用しておく。

The March 2011 Japanese 9.0 magnitude earthquake was predicted right here in this blog on February 10th 2011 by a database query against lunar saros orbital data from NASA and earthquake data gathered from the USGS (US Geological Survey) and NGDC (National Geophysical Data Center) in an Oracle database. This query predicted the Sendai quake (published in this blog) one full month in advance.


この時の予測では、2011年3月8日にM8.0の地震を予測しており、震源も八丈島の東方沖と、違いがあった。
だが、本当にその予測が3.11以前にブログ上で書かれていたとしたら、かなりいい線まで行っていたと言えるだろう。
そうなると、7/8に東海地震が起きるというのも、日にちや場所が多少違っても、どこかで地震が起きないかと心配になってくる。
東海以外では、千葉・茨城沖や西日本など、地震の前兆が出ているところが何ヶ所かある。
一応警戒するに越したことはないだろう。


この情報に関して、ツイッターのTLでは、けっこう信頼ができそうな人も「NASAが7月8日に予知を」と当然のように書いている。
インターネット、特にTwitterは頻繁にデマが拡散するので、情報の取捨選択は各自が責任をもってやらなければならない。
私自身も時々やらかしてしまうが、怪しいと思われる情報を拡散する時には慎重に行うことにしたい。

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