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【前兆】エルニーニョ現象発生~南海トラフ巨大地震など大地震発生の可能性は?

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今日11/9の気象庁の発表によると、太平洋の赤道周辺の海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」が発生したという。
エルニーニョ期間中は、暖冬になるとともに、大地震が発生しやすい傾向があるが、日本はどうなるかを考えてみたい。

【目次】

 

エルニーニョ現象

一昨日、昨日とエルニーニョに関係する記事を書いて、まるで予言したかのようにw、3日目にエルニーニョ発生の発表があった。
それで、今日もまたこの話題を書かなければならない。


下記の一昨日の記事では、エルニーニョと大地震の発生の関係について考察している。


下記の昨日の記事では、エルニーニョを含む暖冬と大地震の発生について書いている。


エルニーニョの発生は2016年春以来で、約2年ぶりになる。
今のところでは、少なくとも来年2019年の春まで続く可能性が高く、その確率は70%だという。
エルニーニョが発生すると、世界中で異常気象が発生しやすくなる。
その点は、日本も同じだ。

エルニーニョ発生期間の特徴

以下は、気象庁のQ&Aページより。
過去半世紀ほどの統計データによると、エルニーニョと、逆に太平洋で海水温が低くなるラニーニャ現象の期間中には、それぞれ以下のような特徴がある。

◎エルニーニョ現象発生時
-発生期間の7〜9月は、台風の発生数が平常時より少ない傾向がある。
-台風の発生位置が、平常時に比べて南東にずれる傾向がある(夏は南に、秋は南東にずれる傾向がある)
-夏に、最も発達した時の台風の中心気圧が平常時よりも低い傾向がある。
-秋に、台風の発生から消滅までの寿命が長くなる傾向がある。


◎ラニーニャ現象発生時
-台風の発生位置が、平常時に比べて西にずれる傾向がある(夏は北に、秋は西にずれる傾向がある)
-秋に、台風の発生から消滅までの寿命が短くなる傾向がある。


エルニーニョ発生時の夏は、台風の発生数は少ないが、秋の台風は寿命が長い傾向があるという。
もっとも、今回のエルニーニョは来年の台風シーズンまで続くかどうかは、わからない。

季節毎のエルニーニョ時の傾向

上記の特徴には入っていないが、他にもエルニーニョ発生時には季節毎に色々な特徴が見られる。
それを、以下に季節毎に見ていく。

秋の傾向(9月~11月)

平均気温は、西日本、沖縄・奄美で低い傾向。
北・東日本では、平年並か低い傾向。

冬の傾向(12月~2月)

平均気温は、東日本で高い傾向。
一般的に、北日本を除いて暖冬になる可能性が高い。

春の傾向(3月~5月)

平均気温は、沖縄・奄美で高い傾向。
東日本で平年並か高い傾向。

夏の傾向(6月~8月

平均気温は、西日本で低い傾向。
北日本で平年並か低い傾向。
降水量は、西日本日本海側で多い傾向。

その他全体的

冬は暖冬になる可能性が高く、スキー場が多い日本海側では、雪の量が少なくなる傾向がある。


下記のマップは、エルニーニョ時の太平洋上の海水温を示すが、赤が高温で、青は低温になる。
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これを見てわかるように、日本では西日本ほど海水温が高温になる傾向がある。

エルニーニョと南海トラフ巨大地震の関係

エルニーニョと地震発生の関係については、上記の昨日の記事で書いた通り。
では、エルニーニョの発生が南海トラフ巨大地震の発生に影響を与えるかどうか。


過去に知られた南海トラフ地震で、エルニーニョ期間中に起きたものは少ない。
知られているものでは、1946年春~1947年春のエルニーニョ期間中の1946年12月21日の昭和南海地震(M8.0)がある。
もうひとつ、1707~1709年のエルニーニョ期間中の1707年10月28日に、宝永地震(南海トラフ全域が震源域、M 8.4〜8.6が発生している。
これについては、エルニーニョの正確な発生/終了時期が不明なため、「おそらく」ということになる。

黒潮の大蛇行は?

南海トラフ巨大地震の発生条件として、黒潮の大蛇行の有無が大きな鍵となるが、現在は大蛇行が続いていて、当分は終わりそうにない。


私が以前から主張しているように(べつに私の発見ではないが)、南海トラフ巨大地震は、すべて黒潮の非大蛇行期(直進期)に発生している。
現在は大蛇行が続いていて、終息が見えない状況だ。


もうひとつの発生条件として、「すべて7月~2月に起きている」があり、こちらは現在当てはまるものの、大蛇行が終息するまでは、なんとか大丈夫ということになる。
この記事で書いたことは、物足りないかもしれないが、某所で別途書く予定があるので、もう少しお待ちください。

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