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探求三昧 by 百瀬直也




【水害】台風19号、被害の原因は?住まない方が良い土地は地震にも共通~今後の防災に役立てるべき点


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台風19号ハギビスは、東北から関東甲信越を中心に甚大な被害をもたらし、世田谷区や武蔵小杉などの「セレブ」地域も大きな被害が出たが、これを機に、災害リスクが低く住むに適した土地とはどこかについて考えてみる。


台風19号:反省すべき点が多い

阪神淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)などを経験してきた我々日本人にとって、「想定外」の言葉は聞き飽きている。
東日本大震災から8年。
絶対に口にしないようにしようと心に決めた「想定外」の言葉。
それがまた、大安売りされているかのようだ。

なぜ、繰り返し繰り返し「想定外の事態」が起きてしまうのか。
それは、一つには自然を甘く見すぎていること。
そして、「想定」の詰めが甘いこともあるのではないか。

更に、日本人に非常に多い、「そんなことが自分の身に起こるはずがない」という愚かな思い込み。
思い込みというか、願望?
これも聞き飽きた言葉だが、いわゆる「正常性バイアス」のなせる業だ。

日本人の天災に対する考え方

このような日本人の精神上の特性は、言ってしまえば「嫌なことは考えたくない」として忌み嫌うことにもあるのではないか。

地震、津波、豪雨、台風などに頻繁に被害を被り、多くの犠牲者を出してきたこの国で、どうしてそういう気の持ち様ができるのだろうか?
この災害大国に住む人間として、こと災害については「正常性バイアス」などは徹底して取り去ることが大切だ。

そして、考えらえる限りの最悪の事態を常に想定しておく。
このことは、台風19号のあとでテレビに登場する防災評論家諸氏も口を揃えて言っていることだ。

もっと言えば、今の状態で首都直下地震が発生すれば、阿鼻叫喚の地獄絵図だ。
被害想定は甘すぎるし、また私のもとに入ってくる情報によれば、政府が国民に隠している情報もあるという。

私の考え方というか信念に近いが、常に「最悪の事態」を考えておくことが、防災上でもっとも大切なことの一つだと思うのだ。
なので、そういう人間が書くブログを読みたくないという方は、無理に読まなくても結構ですので。

「マスコミで全く報道されない」の嘘

まず、台風19号でもネット上で散々見たことに、「マスコミで全く報道されない」の嘘というのがある。

たとえば、【陸の孤島】で、台風19号で大規模被害を受けたのに、まったく報道されない群馬県嬬恋村の様子など。
でも、群馬テレビでちゃんと報道されてますけど。

数日前に、マスコミで報道されていないとしてFacebookで回ってきたのは、「秋川」の惨状。
それも、朝日新聞がちゃんと報道している。
「多摩川最大の支流秋川も決壊 堤防100m、道路寸断」と。

マスコミ云々は、ちょっと違うのでは?

ちょっと考えてみればわかるが、これだけ多くの河川が氾濫し、広範囲で甚大な被害が出た台風19号では、あらゆる地域の被害状況を報道するのは、どんなメディアだって無理だ。
だが、上記のようにローカルの新聞や放送局ならば、それは優先的に流すだろう。

今回の台風被害は、さまざまな点で、災害報道の限界を超えていたのだ。
テレビ局にしても、報道キャパシティーを超えていた。
そのへんのことは、「東洋経済オンライン」の記事で詳しく解説されている。

東京は水害に対してあまりにも脆弱

今回の台風19号では、いわゆる「セレブ地域」の惨状が大きく報道された。
世田谷区の多摩川の氾濫、大田区田園調布、タワーマンションが話題になった武蔵小杉など。

セレブエリアだけでなく、今回の台風被害では、東京が水害に対して非常に脆弱だということを思い知らされた。
地震に弱い地域と水害に弱い地域は重なる要素が多いが、それはまた別の記事で書くことにする。

特にセレブな人々が多く住む地域では、なぜそんなに地価が高い土地に住んで、そういう被害が出るのか?という人々の疑問もあるのだろう。
そのような「土地の価値」については、あとで述べる。

以下に、そのようなセレブ地域の状況と問題点を探ってみる。

世田谷区:多摩川の氾濫

10月12日22時頃から、世田谷区玉川の二子橋から100mほど下流の地点で多摩川が氾濫した。
溢れた川の水で、世田谷区玉川周辺の住宅地が冠水した。

地域住民は、「10年ぐらい前から堤防の工事が川下からスタートしていたのですが、ある日を境にピタリと工事が止まり、何年も土嚢が詰まれたままで放置されていました。あと100メートル堤防が伸びていれば、公園入り口もカバーできたのに」と語る。

下記の航空写真のように、東急線二子玉川駅に隣接する橋を区切りに、下流側の堤防は整備されている。
だが、上流側は土嚢を重ねたのみの仮堤防だった。

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堤防工事が止まった理由

では、なぜ工事がピタリと止まったのか。
それは、地域住民の反対運動によるものだった。

二子玉川駅近くの南地区(約500世帯)で、国土交通省が建設を始めた新堤防をめぐって、住民同士が論争を繰り広げていた。
その理由としては、「住宅の中からの、すばらしいながめが高い堤防にさえぎられ、周辺の自然もなくなる。100年に一度の洪水に備えられるという説明納得できない」という建設反対派の意見があった。
また、「水害から人命・財産を守るのには欠かせない」という賛成派も存在した。

だが、上記の週刊文春の記事によると、反対派も堤防が要らないと主張していたわけではないようだ。
その点は複雑になるので、何が真実なのかを知りたい方は、上記の文春の記事を読んでみてください。

先日見ていたテレビ報道番組で、世田谷区の事前情報伝達が不十分だったというのがあった。
区のTwitterだけで周知?していた。
フォロワー数は6万人ぐらいだが、インターネットをやっていない人もたくさんいるだろう。

その周知の内容も、「水門を閉める→何のこと?」と、はっきりとした危機感が伝わっていなかったようだ。
水門を閉めたらどういう影響があるかの説明がなかったとしたら、大きな問題だろう。

川崎市・武蔵小杉:想定外の浸水被害

次に、川崎市中原区武蔵小杉の、タワーマンションが林立する地域の状況。
住みたい街ランキングの上位常連になっている地域だ。

台風19号では、近辺の多摩川の水位は過去最高を更新したものの、氾濫はしなかった。
それでも、浸水被害が相次いだ。

その原因を、雨水や汚水を多摩川に流す排水管を川の水が逆流したためではないかという。
排水管には止水ゲートが備えてあったが、大雨の特別警報により、川への排水を最優先に考えた。
そしてゲートを空けたままにしておいた結果、汚泥を含んだ多摩川の水が排水管を伝って逆流してしまった。

武蔵小杉駅近くの47階建てのタワーマンションでは、地下の電気系統の設備への浸水で停電と断水が発生した。
トイレの排水ポンプが動かず、高層階の住人はエレベーターが使えないのも大きな問題となり、住民の多くは仮住まいを強いられている。

個人的には、川崎というとダーティーなイメージが先行する。
競輪、競馬、ヤクザが抗争する街…。

だが、10年ほど前から武蔵小杉にはタワーマンションが多く建ち始めて、いつかしら「セレブの町」になった。
以前は工場の跡地で、それより昔は一帯は沼地だった。
もともと水害に弱い土地なのだ。

武蔵小杉タワーマンションの惨状

個人的には、最寄り駅の改札に毎朝長蛇の列ができるような街には住みたくない。
もともと外国人の投資物件が多く、タワーマンションには空室が目立ったという。

そして今、パークシティ武蔵小杉の部屋が次々と売りに出されているという。
投資目的で購入した、あそこの国の人々が多いのでは?と勘繰ってしまう。


武蔵小杉に限らず、災害観点からみて、タワーマンションには多くの問題点がある。

通常のタワーマンションは、耐震性については十分に検討され建設されていて、たとえ東京のウォーターフロントでも大地震によって倒壊する可能性は低いといわれている。
だが、水害に関しては、地震に対するほど真剣に検討されていないのではないかと思えてくる。

タワーマンションでは、何といっても停電に弱い。
武蔵小杉の某タワーマンションでは、地下にあった電気室が機能不全となった。
電力の供給は途絶えていないのに、建物内に送電できずに停電と同じ状態に陥った。

給水も止まってしまったが、これは電力によってポンプを稼働させ、水道水を上層階まで押し上げているためだ。

田園調布=セレブは10年古い?

昔いたお笑いコンビの星セント・ルイスのギャグに、「田園調布に家が建つ」というのがあった。
それほど昔から、セレブ御用達の土地で、芸能人など著名人も多く住む。

誰もがそういうイメージをもっている土地の現状が、東洋経済オンラインの記事にある下記の写真のようだと知れば、誰もがショックを受けるだろう。

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東京と神奈川を流れる多摩川では、二子玉川付近で起きた氾濫がニュースで取り上げられることが多かった。
そこから近い東京都大田区田園調布では、4・5丁目の約590件が浸水の被害を受けた。
だが、実際は多摩川沿いの世帯などが無事で、浸水被害に遭ったのは多摩川から内陸に徒歩数分ほど歩いた地域だという。

田園調布では、多摩川の水は堤防を越える1m手前で止まったが、近くを流れる多摩川の支流の丸子川や、多摩川と丸子川の間に位置する用水路が氾濫したのだという。
そして、セレブエリア田園調布も、大きな浸水被害を受けた。

「住みたい街ランキング」は大きく変わる?

こうして見てくると、今回の水害で「住みたい街ランキング」の順位は大きく変わるだろうと思えてくる。
ちなみに、私が住む東京都小平市は、セレブエリアとは程遠い。
また、不人気な西武線沿線の御多分に漏れず、地価はそう高くないようだ。

だが、今回の台風15号と19号の接近の際に強く思ったのは、ここに住んでいてよかったということ。
19号では台風の中心が20kmほどの近さを通って行ったが、築年数が経った木造の借家にもかかわらず、被害はまったくなかった。

台風19号では、小平市内で氾濫の危険がある河川は、まったく無かった。
「小平」の地名の由来は、武蔵野台地上にあって平らな土地であったことから、そういう地名になったといわれる。
だが、私が住む地域は、周辺から少し標高が高いようで、浸水の危険性も皆無だ。

このような地価が安い土地ならいざ知らず、今回取り上げたセレブエリアのように、あれだけ高い土地に家を建てたりマンションを買ったのにと、無念の想いだろう。
これまで、日本の土地の価格に関しては、価値観のインフレが起きていたと言わざるを得ない。

これからの時代、いままでの「地価が高いから優越感」は通用しない。
災害リスクが低い土地こそ、特上の土地とみなされるようになるだろう。

「土地の価値」が大きく変わる

武蔵小杉などの情景をテレビで見て、「なんであんなに地価が高いところが災害に弱いの?」と思った人も多いだろう。
世の中、どこか変ではないか?と。

私は数年前からずっと言い続けてきたが、土地の価値というのは、人気度やセレブな街に住みたいという見栄などで決まるのではなく、これからは災害発生時の安全度が最優先で考えられるべきだということ。

災害リスクが高い土地でも、不動産を所有している場合の方が容易に移住は決断できないだろう。
その点、私のような間借り人の方が気楽なものだ。

「サバイバルファースト」の意識が足りない

思うに、東京のような大都市に住む人々の多くに足りないのは、「サバイバルファースト」の意識ではないか。
そういう意味でも、今までセレブエリアと言われてきた土地も、価値観がかなり変わるだろうと思うのだ。

先日購入したムック『防災グッズ完全ガイド』では、「横浜、武蔵小杉、住みたい街ランク人気上位の街が超危険だった」というページがある。
ここでは、「住みたい街ランキング」上位の街で、水害の危険がある16エリアをピックアップしている。


そこには、武蔵小杉、二子玉川、川崎、横浜、東京といった地名が挙げられている。
昨年12月発行とあるが、先見の明があると言うべきだろう。

私がここ小平市に住むようになったのは、2001年のことだった。
だが、その時には、住む土地の条件など自分で全く考えなかった。

というのも、自分が住む土地を決めるのは、すべてマップダウジングによる「お伺い」によるものだからだ。
そして出たのが、小平市花小金井という、まったく馴染みがない土地だった。

地盤が良く浸水の危険がない土地に住む

だが、いま考えてみると、ここは比較的地盤が良く地震に強い方で、浸水の危険もなく、災害には強い土地だとわかった。
また、大きな総合病院も徒歩10分弱のところにあり、3人の子供たちはそこで生まれた。

こういう方法で住む場所を決める人は稀だろうが、これからはやはり「サバイバルファースト」、つまり災害から「生き残る」ことをメインに考えるべきだろう。

最低限としては、地盤が良く大地震の発生でも家が倒壊せず、周囲に津波で危険な海や氾濫しそうな河川がない土地を選ぶべきだろう。
そのためには、もちろん浸水ハザードマップなどの地方自治体の資料を参照してよく吟味することが大切だ。

これだけ書いても、まだまだ書き足りない感があり、他のことはまた後日に書くことにする。

※今日中に、もう1本記事を書きます。


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