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探求三昧 by 百瀬直也




【火山】エルニーニョ・ラニーニャと火山噴火の発生に関係がある~火山噴火の発生時期の予測に役立つか?


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昨日は薩摩硫黄島が噴火したが、これをきっかけに、今年夏まで起きていたエルニーニョ/ラニーニャ現象と火山噴火の発生には関連性があるかどうかを調べてみた。
その結果、やはりあるようだということがわかってきたが、これが火山の噴火時期の予測に役立つかどうかを検討したい。



薩摩硫黄島の噴火

実は、昨日書いた薩摩硫黄島が将来的に巨大噴火をする可能性については、まだ語りつくしていない部分がある。
そのため、まだ十分に説得力ある情報となっていなかった。
だが、これで終わりとするつもりはなく、後日「某所」で書くことにしているので。

ちなみに、昨日の噴火による被害は今のところ発生していないという。

エルニーニョ・ラニーニャと火山噴火の関係

エルニーニョとは、赤道太平洋の海面水温や海流などが変動して海水温が高くなり、それが数か月から数十か月の持続期間を持つ地球規模での自然現象をいう。
また、ラニーニャとは、赤道付近の東太平洋,ペルーやエクアドルの沖合いの広い範囲で,海面水温が平年より低くなる現象をいう。
エルニーニョと南海トラフ巨大地震などの大地震の発生には、大きな関連性があり、ある法則性が認められることが、私の研究からわかってきた。

その法則性とは、太平洋東部で「エルニーニョ現象」が発生中に、あるいは終息後1年後くらいまでに、リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)で、南海トラフ巨大地震を含めた大地震が起きる傾向があるというものだ。

それとは別に、エルニーニョ現象と火山噴火の発生には、何らかの関係があるだろうか。
昨日の薩摩硫黄島の噴火のあとで、そういう疑問をもって、今日は短い時間で過去データを調べてみた。
また、エルニーニョとは逆に海水温が低くなるラニーニャ現象についても、同様に調べた。

その結果としてのデータを、まず以下に示す。
これは、エルニーニョ/ラニーニャ現象の発生中から翌年にかけて、世界で歴史に残る大噴火が起きた例を並べたものだ。

凡例:【エ】=エルニーニョ発生期間、【ラ】ラニーニャ現象発生期間、【噴火】=火山噴火

17世紀

【エ】1671年
【噴火】1672年:インドネシア、ムラピ山、熱雲により犠牲者3千名。

【エ】1694~95年
【噴火】1694年:北海道駒ヶ岳、VEI4の大噴火。

18世紀

【エ】1718年
【噴火】1718年8月22日 三河、伊那遠山谷 - M7.0、犠牲者50人。

【エ】1772~73年
【噴火】1772年:インドネシア、パパンダヤン山、土石流・洪水で犠牲者2千人。

【エ】1776年~1778年
【噴火】1779年:桜島、安永8年10月1日、安永大噴火、翌年に海底噴火。犠牲者153名。

【エ】1782~84年
【噴火】1783年:アイスランド、ラキ火山、ヨーロッパの冷夏と飢饉の原因、アイスランド全人口の24%、家畜の75%が犠牲。
【噴火】1783年:青ヶ島、天明3年4月10日、家屋61戸焼失、犠牲者7名

【エ】1790~93年 寛政
【噴火】1790年:ロシア、阿頼度山、VEI4。
1791年:雲仙岳、寛政3年12月、山体崩壊により犠牲者2名
【噴火】1792年:普賢岳、噴火停止後1ヶ月の地震で眉山が山体崩壊、岩屑なだれで大津波。犠牲者約15,000人。

19世紀

【エ】1812年
【噴火】1813年:諏訪之瀬島、文化噴火、70年間無人島となる

【エ】1814年
【噴火】1814年:フィリピン、マヨン山、溶岩により犠牲者1,200名以上
【噴火】1815年:インドネシア、タンボラ山、直径6kmのカルデラ形成。火砕流、津波、疫病、飢饉などで犠牲者数117,000人。
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【エ】1821年
【噴火】1822年:有珠山、文政5年3月23日、火砕流で山麓の集落が全滅。犠牲者103名、VEI4。

【エ】1844年~1846年
【噴火】1845年:コロンビア、ネバドデルルイス火山、土石流・洪水で犠牲者1,000名
【噴火】1846年:恵山、弘化3年11月18日、噴火の泥流で犠牲者多数

【大蛇行】1890年~1891年
【エ】1891年
1891年10月28日 濃尾地震 - M8.0、犠牲者・行方不明者7,273人、根尾谷断層。
【噴火】1892年:インドネシア、アウ山、火砕流などにより犠牲者1,532名
【ラ】1892年~1893年(可能性)

【エ】1899~1900年 東北~日向灘
【噴火】1900年:安達太良山、7月17日、火砕流で犠牲者72名

20世紀

【エ】1902春~1903春
【噴火】1902年1月30日 青森県三八上北地方 - M7.0、犠牲者1人。
【噴火】1902年:伊豆鳥島、明治35年8月7日~9日に噴火。全島民125名が犠牲
【噴火】1902/10:サンタマリア火山(グアテマラ)
【噴火】1902:セントビンセント・グラナディーン、スフリエール山、火砕流で犠牲者1,680名

【エ】1911春~1912春
【噴火】1911年:インドネシア、タール山 、火砕流と津波で犠牲者1,335名

【エ】1925春~1926春
【噴火】1926年:十勝岳、大正15年5月24日、高温の岩屑なだれが融雪型火山泥流(ラハール)となり犠牲者119名。

【ラ】1928夏~1930春
【噴火】1929年6月17日:北海道駒ヶ岳、降下火砕物により家屋全半壊1,915棟、犠牲者2名、VEI4。
【噴火】1930年:インドネシア、ムラピ山、大規模噴火で犠牲者1,369名

【大蛇行】1934年3月1日~1944年前半(約11年間)
【噴火】1934年:昭和硫黄島、昭和9年9月より翌1935年(昭和10年)3月、昭和硫黄島で火山活動、9月20日に島東方2kmの海底で噴火、12月に硫黄島新島(昭和硫黄島)が生成、VEI4。

【エ】1941春~1942春
【噴火】1942年:北海道駒ヶ岳、VEI3

【ラ】1942春~1943秋
【噴火】1944年7月11日:昭和新山。

【エ】1976年夏~1977年春
【噴火】1977年8月7日:有珠山、VEI3
【噴火】1977年8月19日 スンバワ島 - M8.3。

【エ】1982年春~1983年夏
・1982年3月21日 浦河沖地震 - M7.1。
【噴火】1982年04月:エルチチョン山(メキシコ)火砕流、犠牲者1,879人
【噴火】1983年10月3日:三宅島、群発地震に続きストロンボリ式噴火、VEI3。

【ラ】1964年春~1964/65年冬
【噴火】1965年:フィリピン、タール山、ベースサージで犠牲者150名

【ラ】1973年夏~1974年春
【噴火】1973年7月14日~28日:爺爺岳、マグマ水蒸気噴火、VEI4

【エ】1986年秋~1987/88年冬
【噴火】1986年11月15日:三原山、VEI3

【エ】1991年春~1992年夏
【噴火】1991年6月3日:雲仙岳、犠牲者43名
【噴火】1991年6月12日:ピナトゥポ(フィリピン)

【エ】1997年春~1998年春
【噴火】1998年:薩摩硫黄島(硫黄岳)、水蒸気爆発。

【ラ】1998年夏~2000年春
【噴火】2000年:有珠山、VEI2。
【噴火】2000年8月18日:三宅島、岩脈貫入、海底噴火、カルデラ、火山灰や低温火砕流、火山ガスの放出が同時発生、有史では前例のない活動、VEI3

21世紀

【エ】2009年夏~2010年春
【噴火】2010年:グアテマラ、パカヤ火山、犠牲者・行方不明者165人。

【ラ】2010年夏~2011年春
【噴火】2010/10/26:ムラピ山、犠牲者386人。
【噴火】2011年2月1日:新燃岳、VEI3。

【エ】2014年夏~2016年春 熊本地震など
【噴火】2014年9月27日:御嶽山噴火(水蒸気爆発)。
【噴火】2014/01/05頃:クリュチェフスカヤ山。火山性微動、溶岩流出、噴煙6,000m。
【噴火】2015年5月:口永良部島
【噴火】2016/03/27:パブロフ山、アリューシャン列島。
【噴火】2016/04/18:ポポカテペトル山。

【ラ】2017年冬~2018年春
【噴火】2018/06:グアテマラ、フエゴ火山

【エ】2018年秋(11月)~2019年夏(6月)
【噴火】2019/06/05:中米グアテマラ、フエゴ山
【噴火】2019/07/20:南米ペルー、ウビナス山、大爆発
【噴火】2019/08/06:ペルー、サバンカヤ山
【噴火】2019/08/14:メキシコ、ポポカテペトル山、爆発
【噴火】2019/09/10:チリ、ビジャリカ山、噴火
【噴火】2019/11/02:薩摩硫黄島

解析の結果わかったこと

これらの火山噴火データを集計すると、以下のようになる。

【噴火】合計:52回
・エルニーニョ中:35回
・エルニーニョ翌年:6回
・ラニーニャ中:7 回
・ラニーニャ翌年:4回


つまり、エルニーニョ現象が発生中に大噴火を起こした火山が圧倒的に多い。
ただし、16世紀以降にエルニーニョは計117回、ラニーニャは31回起きていて、エルニーニョはラニーニャの約4倍多い。
それを考えると、35回というのはそれほど多くないものの、それでも多少は多いと言える。

そして、エルニーニョかラニーニャが終息した翌年ぐらいには、大規模な火山噴火の発生は少なくなる。
エルニーニョ/ラニーニャ発生中でも翌年でもない時との比較についてはまだ未実施だが、それを知りたいところだ。

以上のことから、エルニーニョ現象またはラニーニャ現象が発生中に、赤道太平洋の海面水温や海流などが変動して、特に海水温が高くまたは低くなっている時に、大規模な火山噴火が起きやすいという法則があるのではないか。

エルニーニョ現象もラニーニャ現象も、発生中から翌年にかけては、大きな地震はけっこう起きている。
たとえば、東日本大震災は2010年夏~2011年春に続いたラニーニャが終息する直前(または直後)に発生した。
だが、大きな火山噴火は、エルニーニョもラニーニャも、終息の翌年にはあまり起きないようなのが、意外なことだった。

以上のことから、前述のような法則性があるとするならば、大規模な火山噴火の発生を予測する一つの要素となり得るのではないか。
つまり、エルニーニョ現象またはラニーニャ現象が発生している間は、日本や海外で大規模な火山噴火の発生に気を付けた方が良いということだ。

黒潮大蛇行と薩摩硫黄島・昭和硫黄島の火山噴火

上記のデータで、意図的に黒潮大蛇行の前後の火山噴火のデータも2件ほど入れておいた。
このうち、下記の部分にハッと気が付いた。

【大蛇行】1934年3月1日~1944年前半(約11年間)
【噴火】1934年:昭和硫黄島、昭和9年9月より翌1935年(昭和10年)3月、昭和硫黄島で火山活動、9月20日に島東方2kmの海底で噴火、12月に硫黄島新島(昭和硫黄島)が生成、VEI4。


【大蛇行】2017年8月~20xx年(続行中)
【噴火】2019年11月2日:薩摩硫黄島噴火


このうち、昭和硫黄島というのが馴染みがないかもしれないので、下記のマップ上で位置を示す。

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これは、1934年~1935年に、鬼界カルデラの北縁の海底火山の噴火によって新たに形成された島なのだ。

この昭和硫黄島の噴火と、昨日の薩摩硫黄島の噴火が、どちらも黒潮大蛇行の発生中に起きたのは、偶然だろうか。
もっとも、何かしら意味があるとしても、どちらの島も、大蛇行している冷水隗ができている地点からは遠いところだ。

それでも尚且つ、黒潮の流れが何かしら火山活動に影響を与えていたということがあるのだろうか?
その点は、今後の課題としたい。

美しい島

冒頭のアイキャッチ画像は、海上保安庁海洋情報部のサイトにある写真をお借りした。


下記に再度載せておく。

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その島の全容があまりにも美しく、しばらく見とれてしまう。
だが、美しいものには時として問題があるもので、こちらの場合は、7300年前に西日本の縄文文化を壊滅的にした破局噴火を起こした鬼界カルデラの一部だということだ。

この「世界一危険な火山」に選定された美しい島が、再度「破局噴火」を起こすことが、将来あるものだろうか。
このことは、極端な話、日本に住むわれわれの生存にも関わってくる重要なことなので、今後も探究を続けることにしたい。

今日の前兆現象

ちび子の運動量は…朝から原稿書きで忙しくて、投稿を忘れていた。
それと、今朝は外出直前に脱走をしていたので、エサでおびき出して捕まえたりバタバタしていたこともあった。

今見たら、1757回だった。
脱走していなければ、もっと多かったかもしれない。

うちのラドン濃度は、下記の通り、けっこう上昇した後で今朝あたりから急下降を始めた。

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明日あたり、関東近辺で対応する地震があるだろう。

【追記】2019/11/04 0:05

この記事を投稿した直前の11/3 23:55に、茨城県南部でM3.9、最大震度2の地震が起きた。
ここ小平市花小金井も、2階にいてグラッと揺れたが、風のせいなのか地震なのかはっきりしなかった。

ラドン濃度測定器、やはり正確に前兆が出るので、高い金を出して買って正解だった。

雑談的に

以下は、雑談レベルなので、ここで読み終むのを終えても結構です。

私は、これだけ色んな発見をしているのに、何でこんなにも無名なんだろうな?^^;
有名になりたいという意思が一切ないから、当たり前かもしれないけれど。

無名といえば、今日家族と家を出て多摩湖自転車道を歩いていたら、サルちゃんが数名のグループに声をかけられて「百瀬さんの奥さんですか?」
ブログを読んでいる方々のようで、サングラスをかけた私には気づかず、ずっと後ろを歩いていたサルちゃんと子供たちを見て気が付いたようだ。

地元で私だと気づかれたのは、これが初めて。
今までは、家族で外出して、とんでもないところで声をかけられたりする。
その時にも、私ではなく子供たちを見て気が付くようだ。
そういうわけで、今日は一瞬だけ有名人になったような錯覚を覚えたw。



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【地震】大したこと無い話題だけど…。11/3 13:36長野県中部でM2.2、最大震度の地震。10/31に松本で、翌日に諏訪で強い耳鳴りがあったのは、この前兆か。#体感 #耳鳴り #地震予知 #地震前兆 #地震予測 @kokanranger




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