探求三昧 - 地震前兆・超常現象研究家・百瀬直也の地震予知・精神世界など探求Web/ブログ

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探求三昧 by 百瀬直也




【地震前兆百科】水中・水辺の動物:海水魚:イワシ


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昔から三陸地方の漁師たちのことわざに、「イワシでやられてイカで助かる」というのがある。
津波の直前にイワシの大群が岸に押し寄せ、津波の後でイカが豊漁になるという経験によるものだ。
このように、大地震の前兆としてイワシの大漁や不漁がある。


イワシの習性

イワシ(鰯)は、狭義には魚類ニシン目ニシン亜目の複数種の小魚の総称だ。
日本だけでなく、海に接する多くの国々で重要なな蛋白源の一つになっている。
大地震の前に、イワシが大漁になるという事例は非常に多い。

イワシが目立つのは、日本の漁業では伝統的に、大衆魚で多獲性魚類のイワシ類、サバ類、サンマ、アジの漁獲が主流で、全体的な漁獲量が多いということもあるかもしれない。

関東大震災(1923)

力武常次博士による1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災(M7.9)の前の前兆現象の調査では、ネズミ、イヌに次いでイワシに関する報告が多く、19件もあった。
その多くが、横浜市の川をイワシの大群が遡上したというものだ。

時間的にもっとも早い目撃例は、大震災の1年前の前年9月に横浜港南側へ流れ込む大岡川で大量のイワシが入り込み、小学生たちが網で掬い上げたというもの。
これだけ時間的に早い例では、本当に地震と関係があるのかという疑問もあるが。

同じ大岡川で数ヶ月前にも同様の報告が見られるので、目撃した時期を記憶違いしているのかもしれない。
大岡川の分流である掘割川という人工河川でも、3ヶ月間に大量のイワシが目撃され、新聞でも報道された。

1ヶ月前から1日前にも、横浜市中区の川でイワシの大群が複数の人々に目撃されていて、川面が真っ黒になるほど多くのイワシを見たという報告もある。
房総沖でもイワシが大漁だったといい、鴨川ではカタクチイワシの大漁が連続してあった。
漁業関係者は、大漁の時は喜んでいるだけでなく、魚の種類によっては大地震や大津波の警戒もした方が良いかもしれない。

三陸地震など

1896年(明治29年)6月15日の明治三陸地震と1933年(昭和8年)3月3日の昭和三陸地震(M8.1~M8.4)の前には、イワシの大群が海岸一帯を埋め尽くした。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災の前日の深夜漁では、普段はめったに海面に浮上することのないイワシが、海面スレスレまで浮上していた。

イワシはありふれた魚で、大漁になったからといって、地方紙以外ではそれほどニュースにはならないかもしれない。
だが、地元でそのようなニュースに触れたら、他の前兆現象がないか注意する必要はあるだろう。

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豊後水道M5.0(2017)

2017年6月1日、山口県光市の虹ケ浜海岸に、カタクチイワシが大量に打ち上げられた。
イワシは500mにわたって、約1万匹程度が砂浜に打ち上げられていた。
この時のニュースでは、近隣住民の女性の中には、「今夜のおかずにしたい」とコメントした人もいたとか。
だが、これが大地震の前兆かもしれないとわかれば、そう喜んでばかりもいられない。

実際、3週間弱者後の2017年6月20日 23時27分に、豊後水道でM5.0、最大震度5強の地震が発生した。
下記の地震の震源マップに、虹ケ浜海岸の位置を追記した。

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震源までの距離とタイムラグを考えると、やはりイワシの打ち上げと地震の発生には相関関係がある可能性がある。
その場合、地震前兆のパルス電磁波にイワシの方向感覚が狂わされたという解釈の可能性がある。

豊後水道M5.0(2017)

2017年5月1日、山口県光市の虹ケ浜海岸にカタクチイワシが大量打ち上げられた。
イワシは500mにわたって、約1万匹程度が砂浜に打ち上げられていた。


その1カ月半後の6月20日に、豊後水道でM5.0、最大震度5強の地震が発生した。
震源は大分県南部の東方沖で、イワシ座礁の地点から約100kmほどの距離だった。
遅延と距離を考慮すると、カタクチイワシは地震前兆の電磁波によって方向感覚を狂わされ座礁したものと思われる。

下北半島M4.3(2018)

2017年1月30日頃から、青森県むつ市、横浜町、野辺地町の陸奥湾沿岸で、数万匹のマイワシが約50kmにわたって打ち上げられていた。
ニュースによれば、厳しい寒波の影響で海水温が下がったことが原因だとあった。
たしかに、冬季にはありがちなことだ。

だが、この頃に下北半島の西端あたりで無感地震が発生していたので、もしかしたら地震前兆かもしれないと思っていた。

また、2/20には、青森県横浜町の海岸でクジラの漂着もあった。
体長約5.3mのオオギハクジラが、息絶えていた状態で発見された。
オオギハクジラは陸奥湾でたびたび見られるもので、そのこと自体は珍しくなさそうだ。

その後、約1カ月たった3/9に青森県下北半島で、M4.3、最大震度3の地震が発生した。
下記のGoogleEarthマップに、イワシとクジラが漂着した場所を示す。

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これを見ると、イワシとクジラが漂着した地点は、いずれも陸奥湾の東岸であり、今日の震源を囲むようにある。
最長で震源から40kmほどの距離だ。

このことを考慮すれば、やはり1ヶ月ほど前から発生していた地震前兆現象(宏観異常現象)と考えるのが自然だろう。

1ヶ月程度のタイムラグは、十分にあり得る。
非常にわかりやすい事例だといえるかもしれない。


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まとめ

・川や海岸などに大群で現れる(3ヶ月~1日前)
・大漁になる(〃)
・方向感覚を狂わされ座礁する

【参考文献】

地震の確率―ヘビやネズミは知っている! (Nesco books)

地震の確率―ヘビやネズミは知っている! (Nesco books)

前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

大地震前兆集―これが起きたらすぐ逃げろ (トクマブックス)

大地震前兆集―これが起きたらすぐ逃げろ (トクマブックス)

魚と地震 (1957年)

魚と地震 (1957年)

【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない (プレイブックス)

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地震の確率―ヘビやネズミは知っている! (Nesco books)

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