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【地震前兆百科】水中・水辺の動物に関する概要


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地震前の動物の異常行動を調べていくと、特に島国の日本では、最も顕著な異常行動を見せるのは魚類かもしれない。
1923年(大正12年)9月1日の関東大震災(M7.9)の前兆現象として力武常次博士がまとめられた報告でも、魚類の異常行動に関する例が非常に多かった。


日本では魚類の異常行動が多い

ただ、人間が水中で生活する動物ではないために、その異常行動を目にする機会がそれほど多くないのではないか。
それでも日本は海に囲まれた島国でもあり、海の生物たちに関する報告事例は数多く見られる。

ドイツのヘルムート・トリブッチ博士によると、地中にいる動物の方が、地上の動物よりも地震に敏感だという。
だが、水中に棲む魚類なども、敏感かもしれない。
水中を流れる電流により、強い痛みを感じているようなのだ。

魚類が地震前兆を検知するしくみ

魚類は電場の周波数によって仲間を見分け、相互の交信にも電気信号を使い、また雄雌の識別も行う。
魚類の電気信号に対する感度は高く、ナマズやサメなどの電気魚では1メートルあたり百万分の数ボルトを検出できるという。

電気魚とは、自ら電気を発生させる魚で、デンキウナギなどは馬のような大きな動物をも感電させることができる強い電気を発する。
このような強い電気を発する強電気魚はごく一部で、ほとんどの電気魚は弱電気魚といって、精巧な電気感覚・運動系を用いて、レーダーのように環境の様子を探索したり、仲間同士でコミュニケーションを取る。

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また、電気感覚のみを有し、電気器官のない電気魚もいて、それらにはサメ、エイ、ヤツメウナギ、肺魚などが含まれる。
このような電気魚は、地震前兆のパルス電磁波に特別に敏感なものが多いかもしれない。

阪神・淡路大震災の前兆も多かった

1995年1月17日の阪神・淡路大震災(M7.3)の前兆現象を収集した『前兆証言1519!』では、魚類の証言が68例ほど報告されている。
ナマズやドジョウなどの魚類が地震の前に暴れ出すというのは、多く見られるケースだ。

魚類が地震の前兆に敏感なのは、水中に流れる電流に対して反応するからだと考えられている。
ナマズなどが飛び跳ねたりするのも、電流によって痛みを感じているからだと思われる。

【参考文献】

【緊急改訂】大地震の前兆 こんな現象が危ない (プレイブックス)

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地震の前、なぜ動物は騒ぐのか―電磁気地震学の誕生 (NHKブックス)

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前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分

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動物は地震を予知する (朝日選書 (277))

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地震の確率―ヘビやネズミは知っている! (Nesco books)

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