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【研究】過去の南海トラフ巨大地震の発生傾向とその前後に起きた大地震のデータ

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このページでは、過去に発生した南海トラフ巨大地震の発生傾向をまとめ、またその前後に起きていた三陸沖・関東・日向灘などの大地震と富士山噴火の発生日を時系列に並べ、その傾向を調べるためのデータを示している。

【目次】

 

南海トラフ巨大地震の発生の傾向

以下に、南海トラフ巨大地震の発生の傾向を示す。

◎すべて7月~2月に発生している。
◎14(12)回中5回が12月に発生している。
◎すべて黒潮の非大蛇行期(直進期)に発生している。
◎月齢:14回中7回が満月・新月の3日後以内に発生。
◎白頭山の4回の歴史噴火のうち,年代の確定している1597年、1668, 1702年噴火(小山,1995,歴史噴火)が1605、1707年南海トラフ地震にそれぞれ先行する。 小山真人
sk01.ed.shizuoka.ac.jp

 

南海トラフ巨大地震の前後の大地震

以下に、南海トラフ、関東南部、三陸沖(宮城県)、日向灘などで起きた大地震と、富士山噴火のデータを年代別にグループに分け、時系列に示す。
上記の特別な地震・噴火については、下記の凡例の通りに名称を色分けする。

◎凡例:
赤色:南海トラフ巨大地震
緑色:関東地震
オレンジ色:三陸沖
黄緑色:日向灘
紫色:富士山噴火

 

白鳳地震(684)

679年初頭(天武7年12月): 筑紫地震 - M6.5〜7.5、筑紫国(福岡県)、水縄断層・内陸地震説
684年11月26日(11月29日):白鳳地震(南海トラフ全域の可能性) - M8.25、犠牲者多数

仁和地震(887)

850年11月23日(11月27日):出羽国地震 - M7.0、犠牲者多数。
863年7月6日(7月10日):越中・越後地震 - ?。
864年6月:富士山・貞観大噴火
867年11月16日:陸奥国大地震。
868年7月30日:播磨国地震 - M7台。
869年7月9日(7月13日):貞観地震 - M8.3〜8.6、犠牲者約1,000人。
878年10月28日(11月1日):相模・武蔵地震 - M7.4、犠牲者多数。
886年6月29日(7月3日):伊豆諸島噴火。
887年7月29日(8月2日):京都 - M6.5、犠牲者1000人。
887年8月22日(8月26日):仁和地震(南海トラフ全域説) - M8.0〜8.5、犠牲者多数。

永長・康和地震(1096、1099)

1083年:富士山噴火。
1088年6月4日(6月10日:宮古、9回地震、大津波が3回。
1096年12月11日(12月17日):永長地震(東海道沖または南海トラフ全域) - M8.0〜8.5、犠牲者1万人以上。
1099年2月16日(2月22日):康和地震(南海地震?) - M6.4〜8.5。
1185年8月6日(8月13日):文治地震(南海トラフ説) - M7.4、犠牲者多数。

正平・康安地震(1361)

1360年11月13・14日(11月21・22日):紀伊・摂津地震(東南海?) - M7.5〜8.0、犠牲者多数。
1361年7月26日(8月3日):正平・康安地震(南海トラフ、震源域諸説) - M8.2〜8.5、犠牲者多数。

明応地震(1498)

1454年12月12日(12月21日):享徳地震 - Mw8.4+、会津。
1454年12月29日(1455年1月7日):鎌倉
1474年終盤 - 1475年初頭:京都。
1495年9月3日(9月12日):?
1498年6月30日(7月9日):日向地震 - M7.0〜7.5、犠牲者多数。
1498年6月30日(7月9日):畿内。
1498年9月11日(9月20日):明応地震(東海道沖) - M8.2〜8.4、犠牲者3万〜4万人以上。

慶長地震(1605)

1605年2月3日:慶長地震(南海トラフ説、東海はるか沖説、房総沖・南海沖説) - M7.9〜8.0。
1608年12月30日:仙台。
1611年9月27日:会津地震 - M6.9、犠牲者3,700人。
1611年12月2日:慶長三陸地震 - M8.1。
1614年11月26日 :高田領大地震 - M7.7。
1615年6月26日:相模・江戸 - M 6.25〜6.75。
1616年9月9日:宮城県沖地震 - M7.0。
1619年5月1日:肥後(熊本)八代 - M6.0。
1625年7月21日:熊本 - M5.0〜6.0、犠牲者約50人。
1627年10月22日:松代地震 - M5.5~6.5、死者多数。
1628年8月10日:江戸 - M 6.0。
1633年3月1日:寛永小田原地震(相模・駿河・伊豆地震) - M7.1、犠牲者110〜150人。
1635年3月12日:江戸 - M6.0前後。

宝永地震(1707)

1703年12月31日:元禄地震 - M8.1〜8.2、関東南部、犠牲者6,700人。
1703年12月31日:豊後 - M6.5、元禄地震とほぼ同刻。
1704年5月27日:羽後・陸奥 - M7.0。
1705年5月24日:阿蘇山付近。
1707年10月28日:宝永地震(南海トラフ全域) - M8.4〜8.6〜9.3、犠牲者4,900〜2万人以上。
1707年10月29日:宝永富士宮地震 - M7.0。
1707年11月21日:周防・長門 - M5.5。
1707年12月16日:富士山・宝永大噴火。
1708年2月13日:紀伊半島沖 - M7クラス。
1710年10月3日:因伯美地震 - M6.5程度、犠牲者多数。
1711年3月19日:伯耆・美作 - M6.2。
1714年4月28日:信濃小谷地震 - M 6.2、犠牲者56人。
1715年2月2日:大垣・名古屋・福井 - M6.5〜7.0。
1717年5月13日:宮城県沖 - M7.5。
1718年8月22日:三河、伊那遠山谷 - M7.0、犠牲者50人。
1723年12月19日:肥後・筑後 - M6.5、犠牲者2人。
1725年8月14日:高遠・諏訪 - M6.0〜6.5、犠牲者4人。
1729年8月1日:能登半島 - M6.6〜7.0。
1730年11月11日:常陸沖 - M7.3。
1731年10月7日:宮城県南部 - M6.5。

安政(東海・南海)地震(1854)

1843年4月25日:天保十勝沖地震 - M7.5〜8.0、犠牲者46人。
1847年5月8日:善光寺地震 - M7.4、犠牲者約1万〜1万3,000人。
1847年5月13日:越後頸城郡(新潟県上越市) - M6.2、犠牲者20人以上。
1853年3月11日:小田原地震 - M6.7、犠牲者約20〜100人。
1854年7月9日:伊賀上野地震 - M7.2、犠牲者約1,800人。
1854年12月23日:安政東海地震 - M8.4、犠牲者2,000〜3,000人。
1854年12月24日:安政南海地震 - M8.4、犠牲者1,000〜3,000人。
1854年12月26日:豊予海峡地震 - M7.3〜7.5。
1855年1855年3月18日:飛騨地震 - M6.7、犠牲者203人。
1855年9月13日:陸前 - M7.2。
1855年11月7日:遠州灘 - M 7.0〜7.5。
1855年11月11日:安政江戸地震 - M7.0〜7.1、犠牲者4,700〜1万1,000人。
1856年8月23日:安政八戸沖地震 - M7.5〜8.0、犠牲者29人。
1857年10月12日:伊予・安芸 - M7.2。
1858年4月9日:飛越地震 - M7.0〜7.1〜7.6、犠牲者数百人。
1858年7月8日:東北地方太平洋側 - M7.0〜7.5。
1861年2月14日:文久西尾地震 - M6.0。
1861年10月21日:宮城県沖地震 - M6.4~M7.2程度。

昭和東南海地震(1944)・昭和南海地震(1946)

1923年9月1日 - 関東地震 - M7.9、犠牲者・行方不明者10万5,385人
1930年2月13日〜5月31日:伊東群発地震 - 最大M5.9。
1930年10月17日:石川県大聖寺付近 - M6.3。
1930年11月26日:北伊豆地震 - M7.3、犠牲者272人。
1931年9月21日:西埼玉地震 - M6.9、犠牲者16人。
1931年11月2日:日向灘 - M7.1。
1932年9月23日:日本海北部 - M7.1。
1933年3月3日:昭和三陸地震 - M8.1、犠牲者・行方不明者3,064人。
1933年6月19日:宮城県沖 - M7.1。
1933年9月21日:能登半島 - M6.0、犠牲者・負傷者60人。
1934年2月24日:硫黄島近海 - M7.1。
1935年7月11日:静岡地震 - M6.4。
1936年2月21日:河内大和地震 - M6.4。
1937年2月21日:択捉島南東沖 - M7.6。
1938年6月10日:宮古島北西沖 - M7.2。
1938年11月5日〜7日:福島県東方沖地震 - M7.5。
1939年3月20日:日向灘 - M6.5。
1939年5月1日:男鹿地震 - M6.8、犠牲者27人。
1940年8月2日:積丹半島沖地震 - M7.5。
1941年7月15日:長野地震 - M6.1。
1941年11月19日:日向灘 - M7.2。
1943年6月13日:青森県東方沖 - M7.1。
1943年9月10日:鳥取地震 - M7.2、犠牲者1,083人。
1943年10月13日:長野県北部 - M5.9。
1944年12月7日:昭和東南海地震 - M7.9、犠牲者・行方不明者1,223人。
1945年1月13日:三河地震 - M6.8、犠牲者・行方不明者2,306人。
1945年2月10日:青森県東方沖 - M7.1。
1946年12月21日:昭和南海地震 - M8.0、犠牲者・行方不明者1,443人。
1947年9月27日:与那国島近海 - M7.4。
1948年4月18日:和歌山県南方沖 - M7.0。
1948年6月15日:紀伊水道 - M6.7。
1948年6月28日:福井地震 - M7.1、犠牲者・行方不明者3,769人。
1948年7月12日:安芸灘 - M6.2。
1948年12月26日:今市地震 - M6.4。
1950年2月28日:宗谷東方沖 - M7.5。

次の南海トラフ巨大地震(20xx?)

1995年1月17日:兵庫県南部地震 - M7.3、犠牲者・行方不明者6,437人。
2000年10月6日:鳥取県西部地震 - M7.3。
2001年3月24日:芸予地震 - M6.7。
2003年9月26日:十勝沖地震 - M8.0。
2004年10月23日:新潟県中越地震 - M6.8、犠牲者68人
2007年7月16日:新潟県中越沖地震 - M6.8、犠牲者15人。
2011年3月11日:東北地方太平洋沖地震 - Mw9.0〜9.1、犠牲者・行方不明者約2万2000人。
2016年4月16日:熊本地震 - M7.3、犠牲者258人。
2018年6月18日:大阪府北部地震 - M6.1。
2018年9月6日: 北海道胆振東部地震 - M6.7、犠牲者41人。
20xx年x月x日:南海トラフ巨大地震
20xx年x月x日:首都直下大震災
20xx年x月x日:富士山◯◯噴火。


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