Bloombergの報道によると、米国気候予測センターはラニーニャ現象が発生したという
事実ならば日本でも大地震や火山噴火が多発する期間に入るので要注意だ。
■ラニーニャ発生
米気候予測センターは10月14日、太平洋赤道域の海面水温が平年より低くなるラニーニャ現象が発生した模様で、少なくとも来年2月まで続く公算が大きいと発表した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-14/R0Z0UFT0G1LL01
まず、ラニーニャ現象とは何かというと、太平洋の赤道付近の観測エリアで、日本付近を含めた西側で海面水温が高くなり、東側で低くなるもの。
逆に、西側が低くなる場合はエルニーニョ現象と呼ぶ。
私のこれまでの研究で、海面水温と地震の発生には密接な関連があることがわかってきた。
米カリフォルニア州や南米で干ばつが悪化し、米国と日本の一部では厳冬になる恐れがあり、エネルギーや食料の供給がすでにひっ迫している世界にとってリスクが増しそうだ。
■ラニーニャ期間に起きたこと
では、前回のラニーニャ現象の発生中には、どんなことが起きていたか？
この期間に世界で起きていた主な地震・噴火は以下の通り。
ラニーニャ発生：2020/09/10以降
ラニーニャ終了終了：2021/06/10以降
2020/10/30：エーゲ海地震、M7.0、津波、犠牲者116人
2020/12～2021/02：令和3年豪雪
2020/12/01：サハリン西方沖、M6.7、深さ619km
2020/12/21 02:23：青森県東方沖、M6.5、最大震度5弱
2021/01/15：西スラウェシ地震、Mw6.2、犠牲者111人。
2021/02/13 23:08：福島県沖地震、M7.3、最大震度6強
2021/03/05：ニュージーランド・ケルマディック諸島沖、Mw8.1
2021/03/20 18:09：宮城県沖、M6.9、最大震度5強
2021/05/01 10:27：宮城県沖、M6.8、最大震度5強
2021/05/22 03:04：中国青海省、M7.3、死者2人
2021/05/22：コンゴ・ニーラゴンゴ山噴火
ただし、エーゲ海地震やアフリカの噴火などは、太平洋とは遠く離れているが、参考までに書いている。
また、「豪雪が海洋現象に影響？」と疑問に思う人もいるだろう。
エルニーニョ／ラニーニャ現象とは海洋だけの現象ではなく、気象にも大きな影響を与えると考えられている。
たとえば昨年からの冬に起きた「令和3年豪雪」は、東北日本海側、北陸、山陰の広範囲で大雪をもたらした。
これも、昨年秋からのラニーニャ現象と地球温暖化が背景にあるという。
https://www.chunichi.co.jp/article/186649
■火山噴火も
これまでの自分の研究では、大地震だけでなく火山噴火も多くなる傾向があるのではないかと考えている。
ただし、火山活動は海底火山で無い限り、常識的にはラニーニャなどの海洋現象とは関係ないということになる。
私は常に、新たな発見をするには「常識」の範囲を超えた発想も必要だという意識をもって研究している。
最も強く印象に残っている地震の一つは、東北地方太平洋沖地震だ。
これは、2010年8月から2011年5月中旬まで続いたラニーニャ現象の最中に起きた。
終息の2ヶ月前に起きたことが、何かしら意味があるのだろうか。
このラニーニャの期間中には、スマトラ島沖地震（Mw7.9、津波、犠牲者400人以上）、ムラピ山噴火（犠牲者386人）、新燃岳の大規模噴火（VEI3）などがあった。
■日本への影響は？
前述のように、過去には日本でも大地震・火山噴火が増える傾向がある。
そのため、2021年10月～2022年2月（仮定）のラニーニャ終了までは大きな地震や火山噴火が増えそうだ。
■今日の前兆現象
いま頭痛が起きていて頭が回らないので、その頭痛体感のことだけ書いて終わることにしたい。
最近の頭痛体感は以下の通り。
2021/10/01：午後から軽い頭痛→10/4～5
2021/10/05：午後から軽い頭痛→10/8～9
2021/10/06：午後から頭痛、頭痛薬で収まらず→10/9～10
2021/10/07：朝から強い頭痛→10/10～11
2021/10/08：朝から強い頭痛→10/11～12
2021/10/09：朝から強い頭痛→10/12～13
2021/10/10：頭痛は多少軽くなった→10/13～14
2021/10/11：朝から頭痛→10/14～15
2021/10/12：朝から軽い頭痛→10/15～16
2021/10/13：頭痛ありそうでなし。
2021/10/14：午後から頭痛で薬→10/17～18
2021/10/15：頭痛なし。
2021/10/16：午後から頭痛 →10/19～20
今後の予測範囲は、10/16～20の連日となった。
昨日朝の神奈川県西部M3.7程度が近場で何度か続けば小規模だけで済むこともある。
※マルカンの新製品で「ハムスター地震予知」を行う人が増えると嬉しい。
