【地震予測】南海トラフ巨大地震の発生可能性を考える~黒潮大蛇行による年内の長期予測

2023/10/20

巨大地震 黒潮 地震予測 南海トラフ

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年末までの最新の黒潮大蛇行の状況から、南海トラフ巨大地震が発生する可能性について、今年いっぱいくらいまでの期間を検討してみたい。


■黒潮長期予測

まず、「黒潮親潮ウォッチ」サイトの2023/12/21までの「長期」予測を見てみる。


2023年12月21日までの『黒潮「長期」予測』


下記マップのように、12/21までの長期予測では、現在発生中の黒潮大蛇行は、渦の力が弱まりちぎれることはないが、ちぎれる可能性は多少はあるようだ。



■過去の大地震

下記マップは、GoogleEarth Proに過去1900年以降のM7.0以上の地震の震源データを追加したもの。

白い丸印が、地震の震源となる。



黒潮大蛇行の流路は、2023年10月現在のもので、たとえ大蛇行の発生中でも時期によって南へ蛇行する距離などは異なってくる。

各地震に私が「D」と付しているのは黒潮大蛇行期に、「C」とあるものは直進期に発生したことを示す。


こうして見ると、やはり黒潮大蛇行発生中の渦の中では、大きな地震の発生が抑制されるという自説を裏付ける傾向が見えている。


ただし、2004/09/05に起きたM7クラス2回は黒潮大蛇行発生中に起きていて、これは例外的なものといえる。

その北側で、薄いピンク色で「D」と示した1984年の地震の場合は、通常の黒潮大蛇行と異なるという説があり、例外的なものかもしれない。


■日向灘の地震

上記のGoogleEarthのマップで、日向灘の地震では「C」つまり直進期に起きていた地震が多いようだが、実際はどうかと調べてみた。


Wikipediaの「地震の年表(日本)」に掲載の8件の地震のうち、黒潮大蛇行の発生状況を行頭で示したが、4件が大蛇行の発生中に起きていて、南海トラフのように直進期に多発するという傾向は見られない。

これは想定通りということになる。


【直進期】1899/11/25:M7.1

【直進期】1931/11/02:M7.1、最大震度5、犠牲者2人

【大蛇行】1939/03/20:M6.5、最大震度4、犠牲者1人

【大蛇行】1941/11/19:M7.2、最大震度5、犠牲者2人、津波

【大蛇行】1961/02/27:M7.0、最大震度5、犠牲者2人

【直進期】1968/04/01:M7.5、最大震度5、犠牲者1人

【直進期】1984/08/07:M7.1、最大震度4

【大蛇行】1987/03/18:M6.6、最大震度5、犠牲者1人


■南海トラフ巨大地震

そもそも、なぜ黒潮はちょうど「南海トラフ」があるところで南へ大きく蛇行するのだろうか?



その原因はこれまで謎とされてきたが、近年少しずつわかってきた部分があり、それは海水温の影響によるものだという。

そのあたりのメカニズムは今日は詳説する余裕はないが、下記ページで解説されているので、そちらを読んでください。



このあたりが解明されてくると、南海トラフと大蛇行との関係も見えてくるかもしれず、期待したいところだ。


今日の本題に戻って、最新の長期予測によると自説による結論は単純で、南海トラフ巨大地震は少なくとも今年いっぱいは発生する可能性が低いだろうということになる。


これはあくまでも長年の自分の研究から導き出したものであるが、絶対的なものではないので、その点はご注意を。



※『みんなの津波避難22のルール 3つのSで生き残れ!』

津波が到達する可能性がある地域では、とにかく日頃から必須情報を収集して家族全員がサバイバルできる備えをしておくことが大切。







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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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