【地震予測】首都直下地震(南関東直下地震)の発生の傾向が見えてきた~就寝中の地震の防災対策が重要

2023/11/27

note 首都直下地震 大地震 地震予測 防災

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現在、首都直下地震の発生時期などに関する書籍の執筆を準備中で、その元ネタ的な情報の一部を今日のnoteマガジンで発表したが、これまでの調査で見えてきたのは、「就寝中」に大地震に襲われる事態に対する対策を練っておくべきということだ。


■南関東直下地震

「南関東直下地震」とは、関東地方南部(神奈川県・東京都・千葉県・埼玉県・茨城県南部)で歴史的に繰り返し発生する大地震のこと。


M7クラスでは甚大な被害が出るが、それ以下の規模でも場合によっては首都圏に多大な被害をもたらすことになる。


下記マップは1919年以降の約104年間で、南関東直下で発生したM6.0以上の震源を示す。



大正関東地震を含めて29件検索されたが、2005/07/23の千葉県北西部、M6.0、最大震度5強の地震以降には起きていない。


場合によっては東京湾や房総沖の内陸に近いM7クラス以上でも甚大な被害をもたらすだろう。


■いつごろ起きるか?

現在、『首都直下地震はいつ起きるか?』(仮題)といった形で出版を検討していて、そのための研究を行い執筆の構想を練っている。


今日はその前段階として、いつものように私の単独のnoteの定期購読マガジンで、今月2回に分けて研究発表を行っている。



今回の研究では、いつものように、私が独自の視線から南関東直下地震の発生傾向を探っている。


noteマガジン読者の方は、まずそちらの今日発行の第1回目を読んでみてください。


「いつ起きるか?」と題しているように、発生すれば多くの命が奪われる直下地震を、どのように事前に予測できるかに重点を置いて書いている。


■就寝中に起きる想定

これまでの調査でわかってきたのは、次の首都直下地震では、特に注意が必要なのは「就寝中」に激しい揺れが襲うパターンだ。


国内で起きる多くの地震がそうであるように、首都直下地震も夜間に起きることを想定した方が良い。


あくまでも過去数十件のデータから解析した発生傾向だが、100年前の関東大震災の時のように日中に発生するケースも火災リスクなどの問題がある。

だが、それとは別に、より多くの犠牲者が出る恐れがある夜間から未明にかけての地震発生も、過去データの解析からは大いにあり得るということだ。


現在の想定では、震源によっては江東区や江戸川区など11の区は震度7を記録し、人口が多い23区の6割ほどは震度6以上の揺れが起きるという。


いつも書いているように、東京都23区の特に東側は海抜が低く軟弱な地盤が多く、甚大な被害が予測される。


■寝ている時に揺れたら

1995/01/17の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では、M7.3、最大震度7、深さ16kmの直下型地震が明け方05:46に発生した。

まだ殆どの人々が寝入っていた時間帯だったことも、被害が大きくなった一因だった。


あの当時はまだブラウン管テレビだったが、ある家では、その大型テレビが真横から自分の方へ飛んできたという。

震度7の地震では、それくらい想定外の事態が起きる。


そのような事態を想定した防災対策としての大原則は、寝室にタンスなど高い家具を置かないといったことがある。


ちょうど今日11/27は満月だが、この日も満月当日に発生した地震だった。


2022年5月に東京都が10年ぶりに見直した被害想定では、都心南部直下地震が冬の夕方に発生した場合、都内で全壊する建物は82200棟にも及ぶ。

火災が発生すると、約118,700棟が焼失し、避難者は299万人に達する。



■耐震性よりも地盤

下記の図は、この記事のアイキャッチ画像用に借りたNHKの「地震の地域危険度」を示すもので、最大危険度が5のうちで、小平市の私が住む地域を見ると、危険度が最低の1でとりあえず安心。



だが、住んでいるのが築年数が古い木造家屋で、震度によってはどうなるかわからない。


当然のことだが、命を守る防災の鉄則としては、住宅の耐震性よりも優先すべきは、軟弱地盤の土地に住まないことだ。


下記のマップは、首都直下地震の想定のうちの立川断層帯が動いた場合の震度分布を示す。



この想定の地震が発生すれば、あまり安心してもいられないというか、小平市も震度6強の揺れが襲い、大きな被害が出てもおかしくない。


立川断層帯で想定されているM7.4程度の地震の発生確率は30年以内に0.5%~2%となっているが、これでも「やや高いグループ」に分類される。

数年前に、この家が激しく揺れる大地震に襲われる夢を見た。


やはり現実的な選択としては、この土地を離れて、より安全な土地…となれば東京脱出となるかもしれないが、いつまでも呑気ではいられないだろう。


■今日の前兆現象

今日は今のところ関東圏では差し迫った地震前兆はあまり無いが、ハムスター運動量は今朝も4千回と非常に多かった。


一昨日も4千回台で、その後に下記の地震が起きた。


・2023/11/25: 4089回

 →2023/11/25 10:54:茨城県北部、M4.0、最大震度2、130km

 →2023/11/25 23:33:茨城県沖、M3.8、最大震度2、138km


・2023/11/26: 2117回

 →2023/11/26 09:02、伊豆大島近海、M3.1、最大震度1、106km


・2023/11/27: 4001回

 →2023/11/27 03:25 福島県沖、M4.2、最大震度2、288km


今日は関東圏では福島県沖までの距離と規模を考えると、これで終わりそうにない。


また、今日11:55には9インチTVの画像乱れもあった。

11:00頃には、また水道スがやや温めだったが、その後に冷たくなった。


この程度で、ばけたん点滅の集中などは無いが、ラドン濃度が下がってきたので、やはり小規模でも揺れるかもしれない。


今日は満月で、週末アまでは各地で地震に注意を。



※上野の強盗撃退に使われた「さすまた」、Amazonでも様々な物が揃っていて、私も買うかもしれないが、元々そう売れるものではないようで、昨日の事件で在庫切れが増えるかもしれない。








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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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