【地震予測】黒潮大蛇行の最新状況から南海トラフや首都直下地震などの可能性を検討する

2021/05/28

巨大地震 黒潮 首都直下地震 南海トラフ

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最新の黒潮大蛇行の状態から、長期的に南海トラフ巨大地震や首都直下地震が発生する可能性があるかどうかを検討する。

■黒潮域の地震

まず、過去10年間ほどで黒潮大蛇行が発生するエリア周辺で起きたM6.0以上の地震の分布を以下に示す。


この10年間で、下記の2回の期間に黒潮大蛇行が起きていた。

・2013/07~2014/04
・2017/08~現在

上記マップで、赤字で書いた地震は黒潮大蛇行の発生中に起きたもの。
青字の地震は、非大蛇行期(直進期)に起きていたもの。

元気象庁・岡田正実氏と私の説では、黒潮大蛇行が起きている間は、その内側では大きな地震が抑制される。
それが、南海トラフ巨大地震が「今すぐに」起きない大きな要因の一つだと考えている。

■法則の例外

ただ、上記マップで、大蛇行が起きていた内側で、大蛇行発生中にM6.0以上の地震が1回だけ起きていた。
それが、2019/07/28のM6.6の地震だった。

だが、これについては説明できる可能性が1つある。
下記マップで、黒潮大蛇行の内側ではほとんどが黄緑色で示すように、「非大蛇行期」に大地震が多発する領域となっている。
だが、一部だけピンクで塗った部分は、大蛇行の発生中かどうかにかかわらず、偏りなく大きな地震が起きていた。



前述の、2019/07/28に起きたM6.6の地震は、正にこのピンク色の部分で起きていたのだ。
統計処理上で「たまたま」その部分だけ「偏りなし」となったのだろうと思っていたら、そうでもないかもしれない。

このピンクとグレーに塗った部分は、大蛇行が発生していても、渦が小さくなったり西へ寄ったりすると、渦の外側になりやすいところだからではないか。

以上、ちょっと難しくなったが、わかる人にだけ伝わればとりあえず良いことにする。
多くの人は、これから書くことの方が知りたいと思われるので。

■黒潮大蛇行の行方

次に、現在の黒潮の状況だが、依然として黒潮大蛇行が続いている
2017年8月下旬に発生したので、3年9ヵ月ほど経ったことになる。

現在『黒潮親潮ウォッチ』サイトは未だにサイトの不具合が続いていて、長期・短期予測はYouTubeでのみ公開している。

2021/05/26公開の『2021年7月28日までの黒潮「長期」予測』を見ると、ちょうど今日5/28あたりは下記の図のような予測になっている。


下記のYouTube動画を見ると、今後7月に入る頃に渦が小さくなっていき、先端は小さい渦に千切れる予測になっている。

大蛇行の渦が小さくなるということは、自説ではそれまで渦の中にあった海域で潮位や海面水温などの変化によって、そのあたりで大きめの地震が起きる可能性がある。

■法則の例外

小難しい説明が続いたが、要は黒潮大蛇行は少なくとも7月下旬頃までは続く予測なので、その通りに行けば南海トラフ巨大地震はその間は大丈夫そうだということ。

また、上記マップのように、南海トラフ以外でも「A:親潮域」も含めて黄緑色に塗ったところは大蛇行中は大地震が起きる可能性は低くなると考えている。

ただし、これはあくまでも過去の大地震の統計的解析により導き出したものであり、絶対的な予測ではない。

■今日の前兆現象

まず、今は耳鳴りがメッチャ強い。
5/25から始まったと思うので、これで4日間続いていることになる。
これは尋常ではないが、体感ではなく個人的な体調によるものかもしれない。

また、夜から軽い頭痛も始まって、頭痛薬を飲むかどうか微妙だが、様子見することにしたい。

ちび子は、夜に回し車には入らないが、毎日のように昼間に起きてエサを漁っている。

他には、茨城県・柿岡の地磁気擾乱データが、昨日午前中にまたMinor stormまで達していた。
結局は未明の茨城県沖M3.7で済んだので、また大したことがない地震で終わる可能性が高いが。

太陽フレアは、今日はMに近いCフレアが起きていた。

耳鳴りが強すぎて狂いそうなレベルの手前で、今日はこのへんで終わることに。
※マリアさんも同じく耳鳴りが強いそうで、強烈な耳鳴りと頭痛があるという。


※単なる「清涼飲料水」ではなく、栄養飲料水的なすぐれたもの。


緊急事態宣言が終わればの話だけど、無理かな。






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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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