【地震予測】黒潮大蛇行が4年以上続きそうで別の問題が…南海トラフ地震が巨大化する怖れ?+台風一過後の東北沖の地震

2021/07/30

巨大地震 黒潮 南海トラフ

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黒潮の最新の長期予測では、発生中の黒潮大蛇行は9月末まで続きそうで、そうなると南海トラフ巨大地震が起きる可能性が低くなるが、「別の問題」があるかもしれない。

■黒潮大蛇行が4年以上続くことに

昨日7/29にJAMSTEC(海洋研究開発機構)が発表した黒潮の長期予測によると、発生中の黒潮大蛇行は未だに終息の兆しを見せず、少なくとも9月下旬までは続きそうだという。



今後の流路の予測は下記のYouTube動画で見られる。



それほど大きな蛇行とはなっていないが、大蛇行を作る渦の強さは弱まる気配を見せないようだ。

そうなると、2017年8月末に始まった黒潮大蛇行は、9月末まで続くと4年を超えることになる。


元気象庁・岡田正実氏と私の自説では、黒潮大蛇行が発生中は南海トラフで大地震の発生が抑制される。

他に、四国から関東までの沖の大地震も発生の可能性が低くなる可能性がある。


■巨大地震に繋がる可能性は?

だが、良い事ばかりとも限らないかもしれない。

というのも、大蛇行が長期間続くことによって、懸念することがあるのだ。


それは、過去の観察からすると、黒潮大蛇行が長期間続いた後では、南海トラフ巨大地震などの大型の地震が起きそうなひずみがあっても、大蛇行による潮位変化などによって、発生が抑制される可能性だ。


そうなると、地震の発生によって本来ひずみが解消されるところを、さらに溜まって、その後に発生する地震の規模が大きくなる可能性を懸念するのだ。


この私の推測に誤りがあれば良いのだが、そうでないとすれば、やはり4年がもっと延びるほどに注意が必要ということになる。


現在知られている限りでは、科学的な観測によるものではないが、黒潮大蛇行が最も長く続いたのは1934年からの11年間という驚異的な長さだった。

その終息から半年後に何が起きたかというと、昭和東南海地震だったことは、「たまたま」だったのだろうか??


より詳細は、過去データと共に明日発行する私のnoteマガジンで書くことにしたい。


■台風一過後の東北沖

今日は岩手県沖と宮城県沖で何度か地震が起きた。

ちょうど台風8号が通過した後を、岩手県沖と宮城県沖で計4回地震が起きた。


2021/07/30 03:48:岩手県沖、M3.7、最大震度1

2021/07/30 13:05:岩手県沖、M4.3、最大震度2

2021/07/30 17:17:宮城県沖、M3.7、最大震度1

2021/07/30 19:11:岩手県沖、M3.3、最大震度1


下記マップのように、台風8号の怪しげな進路から、地震が起きることを予測したピンク円の中で2回起きた。

だが、他の2回はそれより北の方で起きた。


ここで気になるのは、丸で囲んだ秋田県の内陸あたりでこのように直近で地震が起きなければ、私の予測のハズレか、または時間が経つにつれて次第に規模が大きくならなければ良いというのがある。

しばらく様子見をしたい。


■今日の前兆現象

イオノグラムだけになるが、ちょっと気になるデータとなっている。

まず下記の18:30時点のデータだが、前述の最後の岩手県沖の前なので、これだったのかもしれない。


だが、その後の下記の20:10時点でも東北沖あたりが揺れそうなので、同じレベルの地震があるのだろうか。


このようなイオノグラムのデータは、近ければ近いほど大したことのない地震で終わるのだが、そうでない可能性を考慮して、毎回紹介することにしている。
















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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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