【地震予測】山梨県東部・富士五湖の地震と富士山噴火の関係は?紀伊水道M5.4と南海トラフ巨大地震との関連は?

2021/12/03

巨大地震 地震前兆 津波 南海トラフ 富士山

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今日は山梨県東部・富士五湖と紀伊水道で最大震度5弱の地震などが起きたが、これが富士山の噴火と南海トラフ巨大地震と関係があるかどうかを検討する。

■山梨県東部・富士五湖

まず、今日未明から3回起きた山梨県東部・富士五湖のM3~M4クラスの地震について。

下記マップは山梨県東部・富士五湖の最後のM4.8のもの。


今日は、最大震度5弱の地震が異なる震源で2回も起きて、驚いただろう。

だが私は、明日の皆既日食トリガーで、このくらい地震が多発することは想定していた。


だが、昨日TOCANAに掲載された私が執筆した記事は、富士山の噴火について扱っていて、まさかその翌日に富士山の下で強めの地震が起きるとは思ってもいなかった。

もっとも、南関東の近場で地震がありそうだとは予測していたが。


『もうすぐ富士山大噴火で被害はどうなる!? ハザードマップが大幅見直し、絶望的すぎる現実判明!』



気象庁によると、震源は富士山から30~40km離れているところから、噴火と直接の関係は無いと思われるとのこと。


この100年間ほどで、この位の規模(M4.8)以上の地震は34回起きていた。

この程度でいちいち騒いだり焦ったりしていては身が持たない。


もちろん、例えば300年前の宝永年間のように、南海トラフ巨大地震(宝永地震)と富士山の近場の大地震(宝永富士宮地震)が続けて起きたならば、次は富士山噴火かもしれないと身構えることは賢明なことだろう。


■紀伊水道M5.4

前述の表にあるように、山梨県の3回の地震の後、9:28に紀伊水道でM5.4、最大震度5弱の地震が発生した。

南海トラフ巨大地震の想定震源域ということで、即座に報道された。

だが、この時にまず慌てずに確認することは、震源の深さだ。

この地震は、18km(当初発表は20km)の深さで起きた。


気象庁の発表によると、地殻内で発生し、規模が小さいために南海トラフ地震の発生可能性が高まったとは考えていないという。


少し説明を加えると、南海トラフ巨大地震は、フィリピン海プレートが南からアムールプレート(ユーラシアプレート)の下に沈み込んでいる地点で起きるとされる。

下記マップに赤線上の数値のが、フィリピン海プレートが沈み込んでいる深さを示している。



今朝の紀伊水道の地震は、深さ18kmの地点で発生したが、その震源では深さ20~30kmほどまで同プレートが沈み込む地点だった。

そのため、プレートの沈み込み地点ではなく、その上のアムールプレートの地殻内の深さ18kmのところで起きたものだった。


【図】『HIROSE Fuyuki's HPより』


それに比べて、上記マップの2回の南海トラフ巨大地震の際には、40kmと24kmと、それぞれフィリピン海プレートの沈み込み地点よりも深いところが震源となっていた。


■紀伊水道の地震と黒潮大蛇行

過去1919年以降に紀伊水道でM6.0以上の地震は1回しか起きていない。

少し規模を下げてM5.8以上とすると、3回となる。


この3つの地震は、いずれも黒潮の非大蛇行期に起きていた。

今朝の地震は黒潮大蛇行の発生中に起きたということで、珍しいかもしれない。

自説では、大蛇行が発生中は、この震源域でより大規模な地震が起きる可能性は低い。


昭和東南海地震の前に紀伊水道で起きていたM5クラス以上の地震は、その2年前に起きていた。

以下に、黒潮大蛇行との関係がわかるように並べてみる。


【大蛇行】1934年3月1日~1944年前半(約11年間)

1943/04/12 17:15:紀伊水道、M5.0、最大震度3、深さ49km

【大蛇行終了】1944年6月頃

1944/12/07 13:35:昭和東南海地震、M7.9、最大震度7、深さ40km、津波8~10m

1946/12/21 04:19:昭和南海地震、M8.0、最大震度6、深さ24km、津波4~6m


この地震も今朝と同様に、黒潮大蛇行が発生中に大蛇行の渦の中で起きていた。

だが、この程度の小規模だから起きたのかもしれない。

深さが40kmと深く、フィリピン海プレートの沈み込みで起きていた。

今ならば、わかっている人ならば「あ、ヤバイ」と思う深さだ。

そして、大蛇行が終了した直後、数ヵ月たってから東南海地震が発生した。


■黒潮大蛇行はいつ終わる?

問題の黒潮大蛇行は、発生後4年4ヵ月経っても未だに終了の兆しを見せない。

自説では、この発生中は南海トラフ巨大地震が起きる可能性は低い。

それが単純に「良いこと」かというと、それだけ歪みが増えて行くならば地震が更に巨大化してマズイということになる。


下記のJAMSTECによるYouTubeの長期予測によると、黒潮大蛇行は少なくとも来年2月上旬までは衰えを見せずに続くだろうという。



そうなると、過去の南海トラフ巨大地震はすべて7月~2月に起きていたので、もうほとんど来年前半までは起きない可能性が高いと言えそうだ。

ただし、あくまでも「予測」であり、「絶対」ではないので。


今朝の紀伊水道の地震をまとめると、南海トラフの想定震源域ではあるが、深さが浅い。

そのため、南海トラフ巨大地震が今すぐに起きる前兆の地震であるとは言えないだろう。



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クリスマス間近になって在庫切れになりそうな目ぼしいものは注文をお早めに。





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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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