【地震防災】「防災の日」に考える首都直下地震などから助かるためのノウハウ「地震慣れ」すること

2022/09/01

首都直下地震 地震 防災

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今日は関東大震災から99年になる「防災の日」だが、自分自身の経験からも、首都直下地震などの大地震に備えて最も大事なノウハウの一つを紹介する。


■「防災の日」

今日9月1日の「防災の日」で、関東大震災から99年になる。

この大正12年(1923)9月1日午前11時58分に発生した関東地震(大正関東地震)は、M7.9の巨大地震となった。


震源は諸説あるが、有力な説では神奈川県西部の内陸直下地震だったというもので、現在でいう最大震度7相当という大地震となった。

この地震により、犠牲者・行方不明者約14万2000人という未曽有の大震災だった。


「防災」というと、すぐに「食料備蓄」しか思い浮かばないようでは、本末転倒と言わざるを得ない。

もう完全に「自分の命が助かる」という前提が頭の中にあるとしか思えない。

日本人アルアルすぎる「正常性バイアス」(自分勝手な偏見)だ。


そうではなく、優先順位としては、まず突然の大地震から自分や家族の命が助かることを考える。


そのための「心の備え」として、重要なことの一つとして「地震慣れする」ことがある。

自分の経験からも、かなりはっきり言えることだ。



■「地震慣れ」するために

私はこれまでのリアルライフでは、震度5強以上の地震を経験したことがない。

そのため、そのくらいの規模の地震が襲ってきたら、戸惑うだろう。


だが、同様に震度5強以上の地震を経験していない人たちよりは、戸惑い方が少ないだろう。

というのも、「疑似体験」としては、震度7までの体験があるからだ。


つまり、防災目的の「起震装置」の体験。

職業柄、積極的に何度も体験してきた。


その多くは、自分の小さい子供たちと一緒に経験してきたことも、子供への防災教育にもなった。



■強震体験

子どもたちと一緒に初めて起震車の体験をしたのは、2018年のことだった。

たまたま新宿駅西口を歩いていて、無料で起震車の体験ができると聞いて、申し出た。

息子の龍矢が6歳、娘の愛弥美が4歳だった。


「震度5強」の設定で、それまでの人生では「震度5弱」を数回体験しただけだったので、初体験となった。


次は、同じ年に有明で行なわれた「ぼうさいこくたい」だった。

この時は、いくつかの起震装置の「はしご」ができた。


その時の極めつけは、「アスカ特装」製の起震車だった。

これは、熊本地震のシミュレーションを行っていて、揺れが収まったと思ったら「また!?」と、断続的に揺れが襲って来る。


一本調子で揺れ続けるよりも、遥かに怖い。

子どもたちも、それまではゲーム感覚だったのが、表情がこわばっていた。

その前に一人で体験した「震度7」よりも怖かった。




以上に紹介した起震装置の体験は、下記に埋め込むYouTube動画で見ることができる。




■強い揺れに動じないように

私は元々、「物に動じない」と人から言われるが、人が思うよりは内心で動じている。

だが、このような起震装置の体験を積むことによって、リアルの地震が起きても以前よりは動じなくなった。

冷静に対応できるようになった。


ちなみに、今年の「ぼうさいこくたい」は、初めて近畿地方の開催となり、10/22~10/23に兵庫県で行われる。

1995年の阪神・淡路大震災で被災した方々も多いだけに、思い入れの多い大会となるだろう。


ここで紹介したような起震装置は、各都道府県の防災館にあるのではないか。

だが、「ぼうさいこくたい」では、普段なかなか体験できないようなことも体験できる。

近畿地方の方々は、良いチャンスなので行ってみてはどうだろうか。




この時、愛弥美と一緒に高度30mの「はしご車」も体験した。




※耐震グッズというと突っ張り棒のような気休め的なものも多いが、こういう物の方が却って効果的なこともある。












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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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