【再掲】ネット利用者の4割が嫌がらせを経験~誹謗中傷されたらどうすれば良いか?法改正のことも

2022/10/19

霊性

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8年前のブログ記事の再掲で、地震とは関係ないが、インターネット上で多くの人々が誹謗中傷や嫌がらせを受けたことがある中で、また法の改正もされたばかりで、どのように自分自身を守るかを考えてみたい。


■再掲記事

再掲する記事は、2014/10/23の探求三昧2ブログの「ネット利用者の4割が嫌がらせを経験」と題したもの。


この4割という数字は当時のCNNの記事によるもので、米国の調査によるものだ。

では日本ではどのくらいの数に上るのかということも含めて、記事再掲の後で追記したい。



■嫌がらせ経験者

今日は、ネット上での「嫌がらせ」や「誹謗中傷」の話題を。

今日のCNNのニュースによると、インターネット利用者の40%が、ネット上で嫌がらせを受けた経験があることが、世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが22日に発表した調査でわかった。


◎ネット利用者の4割が嫌がらせを経験 米調査(CNN)



そういう嫌がらせをする人間のほとんどは、ネット上で本名も顔も出さずにコソコソとやるのだろう。

少なくとも私は、明らかに本名を名乗っている人から誹謗中傷された覚えがない。


今まで何度か、体感などによる地震予測を掲示板などでやっている人たちに、ブログを開設するように薦めたことがあった。

いちばん最初に薦めてブログを開設した超有名な女性は、私が薦めたところでブログを開設した。

だが、最近はまったく体感について書かず、なんだか変な新興宗教にハマったかのようなことを書き始めた。


ブログ開設を薦める時には、基本はコメント欄をOFFにした方が良いとアドバイスする。

それでも、聞かずにコメント欄をONにする人もいるが。

やはり、読者とのコミュニケーションを大切にしたい人が多いようだ。



■地震関係は炎上する

体感のような地震予知系のことを掲示板で書くと、炎上しやすい。

有名なリシルさんも、掲示板時代は誹謗中傷がひどくて嫌になってブログを始めたと、私のインタビューで語っていた。


ブログの場合、コメント承認制にすれば、誹謗中傷をかなり抑制する効果がある。

このブログも以前からそうしていて、ひどい中傷は滅多に来ない。

書き込めばIPアドレスがわかるし、いざとなれば告発することも可能になる。

そんなリスクを犯してまで書き込みに来るのは、よっぽどのバカだ。


インターネットの匿名性は人間の悪魔的側面を強調させる。

自分の素性をまったく知らせないで人を攻撃するというのは、本当は弱い人間なのだろう。



■自身の経験

私はパソコン通信の時代に、電話で凄まれたことがある。

「お前をヤるなんて簡単なんだよ」と。

身近に反社的な人間がいるんだとも言っていた。

いま考えれば、これは脅迫罪などが適応する明らかな犯罪行為だろう。


それで、彼と親しかった複数の人たちに、彼にこういうことを言われたけれど、危ない男だから気をつけた方がいいよと伝えておいた。

私の言うことに同意した一人の女性は、前からあまり近づかないようにしていると言っていた。


別の女性は、自分が親しい友だちを悪く言われて気分が悪いと、機嫌を損ねてしまった。

だが、あとになって、ゴメンやっぱりそうだったと認めていたが。


彼が電話をかけてきたのは、真夜中だった。

彼の場合、例外的に、パソコン通信のフォーラム上で、ハンドルの他に本名を名乗っていた。



■喧嘩の成立

喧嘩というのは「対等の関係」の二人が行って初めて成り立つ。

ネット上で名前も名乗らずに相手の攻撃をするような人間は、対等ではあり得ない。

人生の時間の無駄でもあり、相手にしないことだ。


たとえば過去生で武士だった人ならば、そんな卑怯な真似はしないだろう。

私も霊能者や霊感が強い人から、過去生は武士だったとか、うしろに武士がついているとか言われたりする。


うちの百瀬家は諏訪の士族だったが、20世紀の頃には地方の土豪にすぎなくなっていたから大したことはない。

それでも、従兄弟のオカマ歌手の◯川◯一を見ていてもわかるが、やはり血は争えないなと思う。


私の場合、諏訪大明神がついていると言われたりするので、尚更だ。

うちに魑魅魍魎のたぐいが全く寄ってこないのも、そのせいかもしれない。



■本名を名乗る

本名ということで、もうちょっと書けば、私は30歳頃のパソコン通信の時代から、ずっと本名一本で通している。

ハンドルネームを使う時もあったが、必ず本名も付記していた。

一つには、自分の書くことに全ての責任をもちたいから。


「わたくし、逃げも隠れも致しません」

…ということも、暗に示している。


ちょっと雑談的になってしまったが、嫌がらせを受けている人は、然るべき人に相談してください。

※再掲はここまで



■誹謗中傷経験者の割合は?

まず、冒頭で書いた疑問点…「現在ではどのくらいの人々が誹謗中傷を受けているのか?」について調べてみた。


『インターネット上の誹謗中傷情報の流通実態に関するアンケート調査結果』(MRI 三菱総合研究所、2022/05/12)というPDF資料がある。




ここでは、15歳~99歳の男女2千名に対してアンケートを行った。

男女比はほぼ同じで、職業や年代は様々。


ここで、まずネット上で誹謗中傷を目撃したことがある人は、ほぼ半数いた。

目撃したサービスで、最も多いのは、最早お分かりと思うが、Twitterの52.6%。

その次が、掲示板サービス(2ちゃんねる、5ちゃんねる等)で39.7%となっている。


次に、自分が誹謗中傷の行為を受けたことがあるかについて、あると答えた人は全体の8.9%と、意外と少ない。

8年の歳月があるためか、または米国と日本の違いか?



■「しょせん他人事」

この8年前のブログ記事を再掲しようと思ったのは、ちょうど時期的に話題性があるからだ。

ネット上で悪質な投稿をした人の身元の開示手続きを簡略化する「改正プロバイダー責任制限法」が、この10月から施工された。


これにより、投稿者への損害賠償請求に必要な氏名や住所の開示に向けた裁判手続きが簡素化される。

これまでは、訴訟手続きに手間がかかることが被害救済のハードルの一つになっていた。


つい昨日、2022/10/18に『ダ・ヴィンチWeb』に掲載された、誹謗中傷に関する記事がある。


ここでは、超話題になっているリーガル漫画『しょせん他人事ですから とある弁護士の本音の仕事』(左藤真通:原作、富士屋カツヒト:作画/白泉社)の監修を行った弁護士が登場する。

そして、マンガ好きで知られる俳優・高杉真宙さんと対談を行っている。


◎高杉真宙「本当に大変な仕事だ……!」99%の人は、開示請求を拒否? 超話題のリーガル漫画『しょせん他人事ですから』の清水弁護士と語る




■99%が拒否するが…

この対談で、清水弁護士によると、誹謗中傷をした人間は、開示請求の話をすると、99%が拒否するという。

そこで、裁判所に話を持っていくしかなくなる。


以下は、清水弁護士が語る部分の引用。


裁判所に話を持っていくしかなくなるので、より大事になるだけです。【中略】もし開示請求を受けることがあったら、素直に同意して謝罪するのがいちばんだと思いますよ。開示請求されている時点で弁護士が間に入っている、ということは、誹謗中傷を受けた側はお金を払ってでもどうにかしたいと思っている。そしてかかった費用分は相手から回収したいと思うものなので、長引けば長引くほど、請求される額も高くなります。それに、最初に謝罪を拒否した相手があとからしおらしく謝ってきても「お金を払いたくないからでしょ」と訴えた側は思いますよね。それでは許せるものも許せなくなるでしょう。


なるほど。

よほど頭が悪くなければ、自分の非を反省して謝ったもん勝ちのようだ。

もっとも、心から誠意を示さないと伝わらないだろうが。


私は過去25年間のSE経験があり、Web関連のソフトウエア開発歴もある。

そういう人間なので、もう許せるレベルを超えた誹謗中傷を受けたら、まずある程度は自分で調べることができる。

また、個人的に弁護士を知っているし、横のつながりで色々な情報も入ってくる。


誹謗中傷を受けた人は、自分だけで悩んでいないで、経験者や詳しい人に相談することが大切だろう。


「自分が我慢すればいいから」といって、泣き寝入りする人ばかりだと、いつまで経っても事態は変わらないだろう。



※『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 1 (ヤングアニマルコミックス) 』

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