【地震情報】ネパールでM5.6の直下型地震で犠牲者133人+月食前後は通常の満月以上に要注意

2023/11/04

月食 地震情報 被害地震 満月

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日本時間の今日早朝にネパール西部でM5.6の直下型地震が発生し、現時点で133人の犠牲者が出ているが更に増えそうだ。
10/29の月食前後は地震に注意と呼びかけていたが、この地震のように通常の満月・新月よりも要注意期間が長くなるという例となった。

■ネパールM5.6

地震の詳細は以下の通り。

日時:2023/11/04 03:02JST
震源:ネパール西部
規模:M5.6
深さ:18km
犠牲者:133人(11/04 19:25時点)


現地時間は11/03 23:32の深夜で、日本時間では1/04 03:02だった。


起きがけに日課の地震情報を確認して、米USGSの地震情報でネパールでM5.6の地震が起きたことは把握していた。
環太平洋でもM5クラスが増えてきて、日本も含めてM6クラス以上の連鎖が始まる可能性もあった。

だが、この地震で大きな被害が出るとまでは考えが及ばなかった。
震源の深さに注目していれば、そこまで考慮したかもしれないが。

■被害状況

揺れは西方約400km離れたインド・ニューデリーでも感じられたという。

震源の近くにはネパール西部のジャージャルコートの都市があり、人口19万人だが、現地とは連絡が取れておらず、被害は更に増えそうだ。


規模がM5.6と、それほど大きいわけではないが、写真のように倒壊して酷く破損した建物が目出つ。


今年になって、トルコ・シリア、モロッコ、アフガニスタン、ネパールと中東やアフリカの内陸で大きな被害地震が続いているが、いずれも日本と比べると建物の強度が弱いことが犠牲者が増える一因となっている。

たとえば東京など関東に住む人間は、たとえ日本ではより耐震性を高めているとはいっても、明日は我が身かという思いで何かしら学ぶ点があるのではないかと考えることが大切だろう。

■過去のネパール地震

以下に、過去に大きな被害があったネパールの大地震を示す。

発生時の月齢と、その後に日本で大きな地震が続いた際はそれも併記する。

---
【S】1934/01/15:新月
【0】1934/01/15:インド、ビハール・ネパール地震、M8.0、犠牲者8519人
【-5】1934/02/24:硫黄島近海、M7.1、最大震度1
【満】1934/03/01 19:25
---
【-6】1988/08/21:ネパール地震、M6.6、犠牲者1,500人。
【月】【S】1988/08/27 19:56:部分月食・満月
---
【S】2015/04/19 04:57:新月
【+3】2015/04/22 18:00頃(現地時間):チリ・カルブコ山噴火
【+6】2015/04/25:ネパール中央部、Mw7.8、犠牲者約8,900人。
---
【-6】2015/05/12:ネパール中央部:Mw7.3。
【新】2015/05/18
---
【日】2022/10/25 19:49:皆既日食(日本では部分)・新月
【0】2022/10/25 14:59UTC:フィリピン北島、M6.4
【近】2022/10/29 23:49:近地点 368287km
【月】2022/11/08 20:02 :皆既月食・新月
【0】2022/11/08 20:37UTC:ネパール西部、M5.6、犠牲者5人
【+1】2022/11/09 09:38UTC:フィジー諸島、M7.0
【+3】2022/11/11 19:48UTC:トンガ、M7.3
【+4】2022/11/12 07:09UTC:フィジー諸島、M7.0
【+6】2022/11/14 17:09:三重県南東沖、M6.4 、最大震度4
---
【日】2023/10/15 02:55:金環日食
【0】2023/10/15 12:36:アフガニスタン、M6.3、深さ6km
【近】2023/10/26 11:54:近地点 364872km
【月】2023/10/29:部分月食
【+1】2023/10/30:硫黄島(東京都)南沖で水蒸気噴火
【+3】2023/11/01朝:カムチャツカ半島・クリュチェフスカヤ火山噴火、噴煙14000m
【+6】2023/11/04 03:02:ネパール西部、M5.6、深さ18km、犠牲者129人。

このうち、今日の地震も含めて「月食トリガー」で起きていたケースが3件あることが興味深い。

特に、昨年の地震は日時もちょうど1年前の11/08であり、また日食→月食と続いた期間だったことも、私が最近何度も繰り返し警告していることと合致する。

また、昨年は月食の当日に地震が発生していたが、今日は月食の6日後に発生した。
このように、日食・月食といった特別な月の位相の際には、通常以上に前後が長く、たとえば7日前後くらい警戒していた方が良いという実例となった。



※これまでは殻付きの「訳あり」の黒にんにくを食べていたが、廃棄する部分の重量などを考慮して価格を比べてみると、ほぼ同じであるようだ。
そうなると、今までの面倒な絡むきなどの作業は何だったのだろうと思えてくる。







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