【能登半島地震】宮崎駿監督が原発を痛烈に批判「原発は爆発するんですよ」~吉永小百合さんも地震と原発について同様だった

2024/01/11

原発 災害 地震

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宮崎駿監督が2013年に地震と原発について語った言葉が、能登半島地震の後でまたネット上で流れ始めて、また吉永小百合さんも同様の見解を示していて、その意味するところを再確認したい。

■宮崎駿監督

問題の宮崎駿監督の言葉は、下記の自著にあるもの。

宮崎駿『続・風の帰る場所―映画監督・宮崎駿はいかに始まり、いかに幕を引いたのか』ロッキング・オン、2013年

ここでは、原発と地震について、こう書いている。

地震は来るし、原発は爆発するんですよ。それじゃなかったら『ナウシカ』なんか描かないですよ。もうとっくの昔に終わってるんですよ、僕は『ナウシカ』を描いて、現代については『もののけ姫』で描いたから。


『風の谷のナウシカ』(1982)は、宮崎駿による日本の漫画作品。
戦いによる科学文明の崩壊後、異形の生態系に覆われた終末世界を舞台に、人と自然の歩むべき道を求める少女ナウシカの姿を描く。

ああなるほどと思う。
この言葉は、能登半島地震と直接は関係ないが、地震発生後に原発に対する危機感をもった人々によって拡散された。


■安倍首相の批判も

宮崎監督といえば、安倍晋三元首相の安保法案に対しても、痛烈に批判していた。

2015/07/13に「辺野古基金」についての記者会見の場で、安倍政権下で憲法改正(改悪)によって軍事化の動きがあることを痛烈に批判していた。
そして、原発についても、こう語っている。

民主党の最初の総理は、この沖縄の基地の問題についても、日本全体で背負うべきであって、沖縄だけに負担させるのは間違いであるっていうふうに、はっきり言った方です。でも、たちまち党内の勢力争いの中で引きずりおろされてしまいました。

そして、そのあと地震と原発と立て続けに災厄が見舞って、その混乱の中で、とうとう自民党政権がずっとやりたくてもやれなかった消費税を、民主党が決める羽目になってしまったんです。この結果、長い政治的な無力感と不信感が、この国にはびこったんだと思います。

自民党は、過半数以上の支持を得たのではなくて、多くの人間が投票しなかったことによって、天下を取ったんです。ですから、これはまた変わります。永続的なものではないと思います。その安倍首相は、自分が憲法の解釈を変えた偉大な男として、歴史に残りたいと思っているんだと思いますが、愚劣なことだと僕は思っています。


かつてはある超能力者から「恐怖の男」とまで言われた人物。
宮崎監督からも「愚劣」と言われてしまった。


■吉永小百合さんも

原発と地震については、女優の吉永小百合さんも同意見だ。

『女性自身』2014年3/25号で、瀬戸内寂聴さん(2021年没)との対談を行っていて語っている。

瀬戸内:
安倍首相はアルゼンチンでの五輪招致演説で、福島原発問題を「アンダーコントロール(管理下にある)」と、断言していましたけど、あんなことを世界に向って平気で言って・・・・・、今だって汚染された水は流れ続けているじゃないですか。

【中略】

吉永:
私が原発事故のことで、すごく反省しているのは、「原子力の平和利用」という言い方に、なんとなく甘えて、これまでの生活を送ってしまったことです。原子力の平和利用なんてない、核というものは、人間とは共存できないものなんだということを、事故で初めて自覚したように思います。

【中略】

吉永:
地震がまったくないような国なら事情が違うのかもしれませんが、地震が多い日本では、とにかく原発稼動をやめてほしいですね。地震が起こる限り、ずっと危険にさらされるわけですし、事故のたびに、つらい思いをする方も出てきます。

「原子力の平和利用」については、何度も書いているように、米国が日本を騙すための口実であり、その裏にあるのは「イザという時の兵器」としての利用であったりする。

このあたりのことは、苫米地英人氏の『原発洗脳』を読めばよくわかる。

国民の知識が足りないがために、ずっと騙され続けるというのは、哀れなことだ。
しかも、その結末はこの2人が示唆するように、「日本の終わり」が待っているかもしれないのだ。

■恐怖の男・安倍氏

「恐怖の男・安倍氏」については、松原照子氏の著書『宇宙からの大予言』からの言葉だが、残念ながら絶版となっている。

この本の内容については、下記のところで語られている。


私は、このお二人のように、自分の思っていることをはっきり言う人が好きだ。
日本では、「人の顔色を伺いながら話す」、「見ざる聞かざる言わざる」といった人々が多すぎる。

このような人々は、正直いって心底から信用することができない。
たとえ嫌われようが、自分が考えていることをありのまま語る。
そういう生き方は、この人生でずっと変わらないだろう。





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