日本時間で昨夜2025/05/02 21:58に、南米チリ-アルゼンチンの南方沖でM7.4の地震が発生して、チリでは津波の恐れがあるとして避難指示を出したが、4日前のスーパームーン新月が今後も6月まで続くために油断ができない。
■アルゼンチン-チリ沖
地震の詳細は以下の通り。
USGS Significant Earthquakes, Past Day
- Time
- 2025-05-02 12:58:26 UTC
- 2025-05-02 12:58:26 UTC at epicenter
- 2025-05-02 21:58:26 JST
- Location
- 56.782°S 68.209°W
- Depth
- 10.00 km (6.21 mi)
チリでは津波の恐れがあるとして避難指示を出したが、既に解除された。
気象庁によると、当初より日本への津波の影響はないとのことだった。
■スーパームーントリガー
震源はチリ最南端の都市から400km以上離れていることもあり、大きな建物の損壊などの被害はあまり見られないようだ。
今年は1月下旬からの新月が6月まで6回連続でスーパームーンとなるという特別に注意が必要な期間だった。
以下に、3月下旬のミャンマー地震以降、今日までの月齢と主な地震・火山噴火を示す。
【-1】2025/03/28 15:20:ミャンマー中部、M7.7、犠牲者3,759人
【日】【S】2025/03/29 19:58:部分日食、新月
【+1】2025/03/30 21:18:トンガ沖、M7.1、深さ10km
【+7】2025/04/05 05:04:パプアニューギニア沖、M7.2、深さ10km
【-5】2025/04/08 :フィリピン・ネグロス島のカンラオン山噴火、噴煙高さ4000m。
【M】2025/04/13 09:22:満月
【+3】2025/04/16 10:42:インド洋・オーストラリア南西沖、M6.6、深さ10km。
【+6】2025/04/19 15:11:インドネシア・西スマトラ・マラピ山噴火、噴煙高さ10000m。
【-7】2025/04/21:インドネシア・フローレス島・レウォトビ・ラキラキ山噴火、噴煙高さ3000m
【-7】2025/04/21:コスタリカ・ポアス火山噴火、噴煙高さ4700m
【-2】2025/04/26:インドネシア・フローレス島・レウォトビ・ラキラキ山噴火、噴煙高さ3,500m
【S】2025/04/28 04:31:新月
【0】2025/04/28 04:36:フィリピン・ルソン島・ブルサン山噴火、噴煙高さ4500m
【+2】2025/04/30 23:53:マッコーリー島付近、M6.8、深さ5km
【+4】2025/05/02 21:58:アルゼンチン-チリ南沖、M7.4、深さ10km
【遠】2025/05/11 09:50:遠地点
【満】2025/05/13 01:56
【S】2025/05/27 12:02:新月
【満】2025/06/11 16:44
【S】2025/06/25 19:32:新
■チリの大地震の後で
ご承知の通り(?)、チリあたりで大地震が起きると、環太平洋(リング・オブ・ファイア)の対角線上にある日本周辺でも大きな地震が続くことが多い。
その例を示すが、非常に多い中で抜粋的にいくつか挙げる。
【S】1822/11/14 03:19:新月
【+5】1822/11/19:チリ・バルパライソ沖、M8.6、犠牲者2千人。
【満】1922/12/04 20:22
【+4】1922/12/08 01:50:島原地震、M6.9、最大震度5、犠牲者26人。
【満】1922/12/04 20:22
【+4】1922/12/08 01:50:島原地震、M6.9、最大震度5、犠牲者26人。
【-1】1933/02/23 17:09:チリ北部タラパカ、M7.2
【日】1933/02/24 21:46:金環日食、新月
【+7】1933/03/03:昭和三陸地震、M8.1、最大震度5、津波28m、犠牲者・不明者3,064人。
【日】1933/02/24 21:46:金環日食、新月
【+7】1933/03/03:昭和三陸地震、M8.1、最大震度5、津波28m、犠牲者・不明者3,064人。
【-4】1877/05/09:チリ北部沖・イキケ地震、M8.6~M9.0、犠牲者2千人、三陸・房総半島に津波到達。
【新】1877/05/13 14:28
【-1】1933/02/23 17:09:Tarapaca, チリ、M7.2
|【日】1933/02/24 21:46:金環日食、新月
【+7】1933/03/03:昭和三陸地震、M8.1、最大震度5、津波28m、犠牲者・不明者3,064人。
【-4】1960/05/21 19:02:チリ地震、M8.1、Valdivia近海
【-2】1960/05/23 04:11: 1960チリ地震、M9.5、津波25m(日本で最高6.4m)、犠牲者2231~6千人(日本で142人)。
【M】1960/05/25 21:26:新月
【-1】2010/02/27 05:31:沖縄本島近海、M7.2、最大震度5弱
【-1】2010/02/27 15:34:チリ・マウレ地震、M8.8、犠牲者452人、津波。【S】2010/03/01 01:38:満月
【-2】2010/03/14 17:08:福島県沖、M6.7、最大震度5弱
【新】2010/03/16 06:01
【-3】2011/01/01:アルゼンチン北部、M7.0、深さ577km
【-2】2011/01/02:チリ中部、M7.2、深さ24km
【日】2011/01/04:部分日食、新月
【-7】2011/01/13 06:32:小笠原諸島西方沖、M6.3、最大震度2
【満】2011/01/20 06:22
このように、東日本大震災の2ヵ月ほど前にもアルゼンチンで地震が起きていて、小笠原に地震が続いたこともあった。
そして、この記事を書いている時に、今度はインドネシアでも地震が起きた。
2025/05/03 21:51:インドネシア・スラウェシ島沖、M6.0、深さ108km
こうなると、パターンとしては、南米→南太平洋→日本と時計回りのコースとなるかもしれない。
■今日の地震前兆
話題は変わって…
ここ数日間、関東でずっと地震が起きていない。
そして今夜はずっと眠気が続いていて、更に下記の耳鳴りがあった。
2025/05/02 22:20頃:一瞬閉塞→強めの金属音の耳鳴りが続く
異様な眠気は、地震前兆かどうか微妙だが、上に書いた右回り云々の件もあるので、注視したい。
また22:20時点の最新のイオノグラムを見ると、下記の通り沖縄でまた揺れそうな波形となってきた。
明菜さんの方も、今日のブログで「胸騒ぎ」の言葉が出てきたので、わかる人にはわかると思うが、書いておく。