【note:夢求三昧マガジン】凶悪犯罪事件と月齢の関係「月の魔力」は本当だった(1)国内編
■はじめに
今回は、恐らく多くの人々に毛嫌いされる領域を扱うことにする。
いわゆる古今東西の凶悪犯罪事件が起きた時期が、果たして「月の影響」が及んでいたか否か。
「なんだ占いか…」と考える人は、最先端の科学的研究を知らないだけなのかもしれない。
これまで世界の多くの科学的研究によって、ヒトの精神状態が満月・新月といった月の配置に影響を受けるという説が、結果的に少しずつ信憑性が増してきた。
たとえば米国の精神科医アーノルド・リーバー(Arnold Lieber)は、アメリカ臨床精神医学会長を務めた人物だが、その研究は日本でも『月の魔力』として邦訳されて、大きな話題を呼んだ。
一説として、健常者よりも精神疾患をもった人々や精神的に不安定な要素がある犯罪者が「月の影響」を受けやすいといわれる。
このことを確かめるべく、今回思いついたのは、これまでに内外で発生した凶悪犯罪事件の時期と、その時の月齢とに何らかの相関関係があるのだろうか…ということ。
また、そうだとすれば、いわゆる「スーパームーン」、「マイクロムーン」、「月食」、「日食」といった特別な月齢の前後では何かしら特別な傾向があるのだろうか。
あらかじめ書いておくと、今月2回にわたって書く内容は、読んで楽しいものでは決してない。
書いている自分も、欝々とした気分に耐えていた。
だが、そのような特殊な事件のデータを収集して解析したところ、見えてきたものがあったために、世に問う責任感を感じていることも確かだ。
今回は1回目として、国内の事例(前半)を紹介する。