【note:夢求三昧マガジン】インドの聖者たちも参照した秘伝「ジョーティシュ」(1)~大谷翔平選手などの人生の傾向
■はじめに
今回は2回にわたって、「ジョーティシュ」の話題を取り上げる。
ジョーティシュ(Jyotisha)は、インドで「Veda(ヴェーダ)」の一部として、5000年以上も前から伝承されてきた天文学の大元だった。
ヴェーダとは、ヒンドゥー教の最も古く、最も重要な聖典群の総称で、サンスクリット語で「知識」を意味し、神から啓示されたものとされる。
このような、哲学的な要素を含むものであり、単なる「占い」という固定観念を持たずに読んでいただきたい。
これを書いている私自身も、「占い」と聞けば身構えたり、興味を失ったりする人間だ。
だが、「心理学」的なアプローチによって探求すれば、人類にとって非常に有用な要素を含んでいる。
そのため、古来よりインドの聖者たちも重視したといわれる。
さらに、ジョーティシュは中国などにも「宿曜経」という経典として海外に渡り、それを弘法大師空海が唐から日本に持ち帰った。
そのことを知っても関心を持たない人は、知的好奇心を持つ人の中では非常に少ないだろう。