今日は大気圏の電波データであるイオノグラムで沖縄観測点の波形が強めで、良い機会なので過去の類似の波形が地震前兆となった事例を紹介する。
■イオノグラム
イオノグラムとは、イオノゾンデ(電離層観測装置)を使って地上から上空へ電波を送信し、電離層で反射されて返ってきたエコーの高度と周波数を記録したグラフのこと。
電離層(電離圏)は、地球の上空約60km~1,000kmの空間で、太陽からの紫外線やX線によって大気の原子や分子が電離し、プラズマ状態(イオンと電子の海)となった領域のこと。
地上で地震が発生する前に、この電離層の電波の異常が起こり、それが「イオノグラム」の形で波形として現れる。
例として、ちょうど1年ほど前の2025/09/13 17:50のイオノグラムのデータを以下に示す。
これは、情報通信研究機構(NICT)が沖縄本島に設置している沖縄観測点で観測されたデータになる。
上記の右下のデータが沖縄観測点のもので、地上100kmまでの範囲で強い波形が見られる。
■対応する地震
そして、4時間ほど経った同日2025/09/13 23:22に下記の地震が起きた。
イオノグラム:2025/09/13 17:50
地震 :2025/09/13 23:22:トカラ列島近海、M4.5、最大震度4
沖縄観測点から震源までは、150kmほどと比較的近場だった。
■今日のイオノグラム
ここからがやっと本題で、下記のイオノグラムは今日2026/10/03 18:25のもの。
右下の沖縄の波形が強く出ている。
これを書いている22:00時点では、まだ対応する地震は起きていない。
もっとも、他の地震前兆現象でも同様だが、震源から近場で起きる前兆ほど、実際に起きる地震は小規模だったりする。
他の、山川(鹿児島県)、国分寺(東京都)、稚内(北海道)のデータも同じ地震の前兆であれば規模は大きくなるが、判断が微妙なところだ。
イオノグラムは、下記のNICTのサイトでリアルタイムに表示されている。
また、私のサイト「探求三昧Web」の「リアルタイム地震前兆データ」のページでも、常時リアルタイムのデータを表示している。
以上のような地震前兆の見方を覚えておけば、この4ヵ所の観測点の周囲に住んでいる方々は、その観測点のデータを常に注視しておけば、近場で起きる地震を前もって予測することが可能となる。







