【地震前兆・予測】2016年熊本地震の前兆現象・予測(1)スーパームーン・大地震連鎖・鯉が暴れた・クジラ漂着

2024/04/15

スーパームーン マイクロムーン 地震前兆 地震予測

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明日は2016年に熊本地震(本震)が発生してから8年経つが、273人の犠牲者が出たこの大地震では、様々な地震前兆現象や予測していた人々がいたことを紹介する。


■熊本地震(前震)

まず、8年前の昨日、熊本地震の前震が発生した。


2016/04/14 21:26:熊本県熊本地方、M6.5、最大震度7、犠牲者9人。



最大震度7の地震は、その5年前の東北地方太平洋沖地震以来だった。

北は長野県諏訪市まで揺れた。

まだ就寝には早い時間帯であることもあり、犠牲者は本震よりは少ない9人だった。


ちなみに、前震・本震と呼ばれるが、実際はその間に下記の地震も起きていた。


2016/04/15 00:03:熊本県熊本地方、M6.4、最大震度6強



最大震度は前震・本震に近い6強だった。


■熊本地震(本震)

前震の2日後に、本震が発生した。


2016/04/16 01:25:熊本県熊本地方、M7.3、最大震度7、犠牲者276人



九州・中国・四国地方のほぼ全域が揺れて、北は山形県まで震度1となった。

東京は東部を中心に揺れて、ここ小平市をはじめ震度1が多かった。


ここ小平市は震度1を記録したが、私は深夜01:25にまだ起きていて、PCの前に向かっていた。

微かに揺れたかなと思ったが、熊本が震源とは思わなかった。


多くの人々が就寝中だったこともあり、276人の犠牲者が出て、負傷者数は2809人に上った。


■月齢など

まず、地震発生時前後には特別な月齢パターンが続いていた。


3月から6月まで、新月が4回連続のスーパームーンとなり、日食とマイクロムーンも加わり、今ならば厳重に警戒しただろう。

まだそこまでの経験を積んでいなかったのが残念だったが。


熊本地震の前後に、下記のようなイベントがあった。


凡例:【満】満月、【新】新月、【S】スーパームーン、【M】マイクロムーン(最遠)、【日】日食、【月】月食


【日】【S】2016/03/09 10:54:新月・皆既日食

【月】【M】2016/03/23 11:48UTC:半影月食、満月

【+2】2016/03/25:桜島噴火

【+4】2016/03/27:アラスカ州パブロフ山大規模噴火、噴煙11000m

【S】2016/04/07 20:24:新月

【+3】2016/04/10:アフガニスタン、M6.6

【+6】2016/04/13:ミャンマー、M6.9、

【+7】2016/04/14 熊本地震(前震、M6.5)

【-6】2016/04/16 熊本地震(M7.3)、犠牲者273人。

【-6】2016/04/16 エクアドル沿岸部、Mw7.8、犠牲者661人。

【-4】2016/04/18:メキシコ・ポポカテペトル山噴火

【-2】2016/04/20午後:西之島噴火・西之島新島出現

【M】2016/04/22:満月


このように、熊本地震はスーパームーン新月からマイクロムーン満月の「ウェーブ」の中で起きていた。

この点についても、今ならば厳重警戒していただろう。


やはり、多くの場合は歴史に残る大地震には、「時」があるのだと言わざるを得ない。


■大地震連鎖

熊本地震の前には、下記のように大規模な地震が続いていた。


2016/02/06:台湾南部地震、M6.4、犠牲者117人

2016/04/10:アフガニスタン北部、M6.6、犠牲者4人

2016/04/16:エクアドル沿岸部、Mw7.8、犠牲者661人

2016/04/13:ミャンマー、M6.9、

2016/04/14:熊本地震(前震)、M6.5、犠牲者9人

2016/04/16:熊本地震(本震)、M7.3、犠牲者


昨年のトルコ・シリア地震の後もそうだったが、大陸で大地震が発生すると東方の日本などへ地震が連鎖しやすい。


また、いつも言っているが、台湾で大きな地震が起きると、フィリピン海プレート周辺の九州を含めた西日本で大地震が連鎖することが非常に多い。

特に、アフガニスタンあたりは要注意となる。


■大阪でコイが暴れた

2016/04/09 13:00頃から:大阪で大量の鯉が現れ、暴れていたという情報が入っていた。

Facebookの地震前兆関連のグループからの情報だが、大量の鯉が暴れていたという。


ただし、大阪から震源までの距離が500kmほどあることを考慮すると、本当に地震前兆だったのかということに関しては、慎重に検討する必要がある。


地震の規模を考慮すると、このくらいの距離では前兆現象の可能性はありそうだ。


■クジラ漂着

また、地震の数日前から、下記の通りクジラの出現事例が2件あった。


◎2016/04/04 09:00頃:

天草上島西端の熊本県天草市志柿町沖で、定置網に息絶えたクジラがかかっていた。

1~2歳のザトウクジラの雄、体長710cm

震源まで約66km


◎2016/04/08 07:30頃:

長崎県の海岸でクジラが打ち上がっていた

1歳から2歳のザトウクジラの雌で、体長は710cm


地震発生までの遅延と距離感を考えると、この2件とも熊本地震の前兆だった可能性はあるだろう。


地震前に発生する電磁波や海中での電流により、方向感覚が攪乱されるといった異常行動があったのかもしれない。


この記事の続きは、明日また書くことにしたい。



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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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