【地震前兆】豊後水道M6.6最大震度6弱~南海トラフ巨大地震の前にも起きていた~日食・TEC・Wi-Fi・イノシシなど多数前兆あり

2024/04/18

地震前兆 地震予測 地震連鎖 南海トラフ

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昨夜04/17 23:14に豊後水道で発生したM6.6最大震度6弱の地震は、「起こるべき時があった」というほど様々な前兆現象類があったことを紹介する。


■皆既日食トリガー

地震の規模がM6.4→M6.6へ修正されたので、再度示しておく。


2024/04/17 23:14:豊後水道、M6.6、最大震度6弱、深さ40km


まず、今日のルアン火山噴火の記事で書いたように、下記のように04/09の皆既日食から8日後、次の満月の7日前に発生した。


【日】【S】2024/04/09 03:21:皆既日食

【+8/-7】2024/04/17 21:00:インドネシア・ルアン火山噴火

【+8/-7】2024/04/17 23:14:豊後水道、M6.6、最大震度6弱

【近】2024/04/20 11:10:近地点

【満】2024/04/24 08:49


スーパームーンからは8日と日数が経っていたが、これまでの研究では日食・月食は特別に影響範囲が長いと考えられる。

また、04/20の近地点の3日前で、それなりに月の影響は強かったのかもしれない。


■南海トラフとの関係は?

この地震は、フィリピン海プレートが西日本へ沈み込むところの「プレート内」で起きたものだった。




このため、プレート境界で起きる南海トラフ巨大地震とは性質が異なるとされる。


今朝のテレビ朝日『ワイド!スクランブル』で、ゲスト出演の学者が南海トラフ巨大地震との関連性を問われ、豊後水道の地震は発生メカニズムが異なる云々と語っていた。


それを聞いた柳澤秀夫氏(放送ジャーナリスト、元NHK解説委員長)が、たとえメカニズムが異なっても大地震が連鎖する可能性はどうなのかと本質的な質問を投げかけていて、1枚上手だと感じた。


まるで何でも否定することが商売であるかのような気象庁の担当者や科学者が大地震の後で語ることは、あまり内容がないことが多い。

このことに関して、より詳細は後述する。


ちなみに、南海トラフ巨大地震が「今すぐに」起きる可能性は、以下の2点のために、非常に低いと考えている。


(1)過去の南海トラフ巨大地震は、すべて7月~2月に起きていた。


(2)自説では、現在発生中の黒潮大蛇行が続くうちは南海トラフで巨大地震の発生は抑制されて、起きる可能性は非常に低い(自説)。


JAMSTECの最新の長期予測では、黒潮大蛇行は少なくとも6月中旬までは続くだろうとのことで、やはり今年前半に起きる可能性は非常に低いと考えている。


■TECマップ

昨日04/17 16:30JSTのTECマップは下記の通り。



TECは地球の自転と共に西へ移動していくが、この直前には豊後水道の震源あたりが赤色または黄色の強い値となっていただろう。

昨日はこのマップは見ていたが、多忙すぎて警告を発する余裕がなかった。


■Wi-Fi・TV画像不調・ばけたん

昨日は、うちのWi-Fiが重く、またTV画像乱れも長時間続いていた。


04/17 10時台:Wi-Fi不調

04/17 10時台、17:40~17時台、21:40~23時台:7インチテレビ画像乱れ


また、ばけたん点滅も早朝と夕方に集中していた。



ラドン濃度は、多少変化があったが降雨も重なっていたのでデータの信頼性に欠ける。

それ以前に、700kmもの距離があると、さすがにM6クラスでもラドン濃度は影響しなかった可能性が高い。


■イノシシ出没

昨日は、宮崎市の市街地でイノシシの出没があった。

04/17 07:00頃から、宮崎市新別府町にある商業施設の近くで「イノシシが川の土手にいる」と付近の住民から通報があった。


また、09:00過ぎには宮崎市権現町の住宅前に出没して写真が撮影された。




目撃地点から震源までの距離は約168kmで、これまでのデータ解析による研究では、この規模の地震では前兆現象の可能性が高いと思われる。


過去の顕著な前兆事例を示すと、以下のような地震がある。


・2014/10/27:長野県諏訪市の市街地

→2014/11/22 22:08:長野県北部、M6.7、最大震度6弱、26日後、72km


・2022/02/25 17:20:福島県いわき市の小学校などで目撃

→2022/03/16 23:36:福島県沖、M7.4、最大震度6強、19日後、98km


ちなみに、私がAmazonで出版しているKindle本『地震前兆現象のすべて: これだけ知れば大地震から命を守れる』では、様々な前兆現象を網羅的に紹介している。


イノシシの前兆事例も、多少載せている。

kindle unlimitedに登録していれば、無料で読むことができる。


『地震前兆現象のすべて: これだけ知れば大地震から命を守れる 』


■過去の豊後水道の地震

過去に豊後水道で起きた大地震は、それほど多くない。

以下に、豊後水道周辺の地震の前後に大きな地震が起きていた例を示す。


【大蛇行】1934年3月1日~1943年秋頃(or ~1944年前半or1946年説あり)(約11年間)

【エ】1946年春~1947年春(1年間)

【正IOD】1946年夏~秋

【-1】1905/06/02 14:39:芸予地震(安芸灘)、M7.2、最大震度5、犠牲者11人

【新】1905/06/03 14:55

1946/10/29:インドネシア・スメル山噴火。

1946/11/04 21:47:トルクメニスタン、M7.0

1946/12/04 22:46UTC:台湾、台南新化地震、M6.1、犠牲者74人。

【南海】1946/12/21 04:19:昭和南海地震、M8.0、犠牲者・不明者1,443人

---【エ】---


1968/08/03 13:54:沖縄本島近海、M6.3、最大震度4、深さ32km

1968/08/06 01:17:豊後水道、M6.6、最大震度5、深さ39km

1968/08/16 19:39:三陸沖、M6.0、最大震度2、深さ19km


冒頭の、昭和南海地震の4ヵ月前に起きていた安芸灘の地震も、昨日と同じくらいの震源の深さであり、それを考えると南海トラフ巨大地震と「一切関係ない」とする専門家諸氏の見解は「ほんとかな?」と思えてくる。


■明菜さん

一昨日明菜さんから、noteマガジン4月版の追記分が届いていたが、超多忙に加えて地震噴火も起きて、先ほどやっと気づいた。


この地震のことも、アッと驚くほどピンポイントの夢見があったことがわかった。

例によって、noteマガジン以外の公の場では一切書くことができないが。


【追記:04/18 18:15】

4月版を更新しておきました。



■体感?

昨夜の豊後水道地震では、下記の体感(?)があった。


◎04/16~04/17:腰痛

◎04/16~04/17:異様な眠気


特に04/16夜に、異様に眠くて仕事にならず、横になったところ3時間ほど寝落ちした。

このような眠気は、地震前兆の場合、特に遠方の大きめの地震で起きるように思われる。







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