浦河沖でM5.6の地震~岩手県久慈港の「副振動」はやはり前兆だった

2025/05/24

地震情報 地震前兆 副振動

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05/21昼前から岩手県の久慈港で海面の潮位が大きく変動する「副振動」が発生したことを5/22の記事で紹介したが、その後5/23に浦河沖でM5.6の地震が起きて、この地震の前兆だったかもしれない。


■浦河沖

地震の詳細は以下の通り。


2025/05/23 06:28:浦河沖、M5.6、最大震度4、深さ50km



■副振動

上記マップに書き入れたように、一昨日の記事で紹介した05/21朝の岩手県・久慈港の「副振動」は、この地震の前兆だった可能性がある。

2日後に、約203kmの距離で地震が起きたことになる。


もっとも、今後さらに大規模あるいは近場で地震が起きれば、そちらの方が前兆の可能性が高いということになるかもしれないが。


■過去の事例

副振動が起きる地域は大体決まっていて、大半は九州の長崎から鹿児島にかけての沿岸に集中している。

・2017/11/29:鹿児島県・奄美地方沿岸

→【21日後】2017/12/20 22:40:九州地方南東沖、M5.2、最大震度1


・2018/10/14朝:宮城県多賀城市の砂押川で逆流

→【21日後】2018/10/26 03:36:宮城県沖、M5.7、最大震度4、97km


・2020/01/27:昼以降に沿岸各地で

→【12日後】2020/02/08 02:13:薩摩半島西方沖、M4.0、最大震度1、125km


この2日間ほどで調べた限りでは、副振動の発生後に周辺で地震が起きた事例が15件以上あった。

過去の副振動の事例をより収集すれば、更に同様のケースが見つかるかもしれない。


■ChatGPTの見解

参考までに、PC上のChatGPTに質問してみた。


【質問各地で発生している副振動が地震前兆である可能性は?


【回答】(概要)

⛓副振動と地震の関係性について

✅ 関連があるとされる事例

  • スロースリップイベント(SSE):ゆっくりした断層運動が副振動として観測され、その後大地震が発生したケースがあります(例:2011年 東北地方太平洋沖地震前のスロースリップ)。

  • 低周波微動(LFE)や深部微動:南海トラフ沿いなどでは、こうした副振動が大地震と関係している可能性が指摘されています。

❌ 明確な因果関係が不明な点

  • 副振動が必ずしも大地震に繋がるわけではない

  • 副振動が発生しても、大きな地震が起きない場合も多く、予知の決定打にはなっていない


🌍 各地で副振動が「多発」している理由は?

  • プレート境界の活動期:日本列島は複数のプレートがぶつかり合う場所にあり、広範囲に副振動が観測されても不思議ではありません。

  • 観測機器の高性能化:微小な地殻変動まで検知できるようになったため、以前は気づかれなかった動きが「副振動」として記録されるようになってきています。


🧭 結論

  • 副振動が地震の前兆である可能性はあるが、それだけで予測はできない

  • 一定の相関性がある地域や事例は存在するが、全国的に一律の前兆とは言えない。


何だか自分が書こうとしていたことを先を越されたみたいな。
副振動だけで地震発生の有無を判断できないことは、指摘される前にわかっている。

今後、より多くのデータを収集することにしたい。




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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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