たつき諒氏の漫画『私が見た未来』で。今年2025年7月5日に「大苦難」が起きるということが一人歩きして、香港など海外でも信じる人が多く、香港からの定期便が減便になるなどの大きな影響が出ているが、では実際に7月5日なのかから検討を始める。
■「7月5日」とは言っているか?
たつき諒氏の『私が見た未来』については、下記の有料note『夢求三昧マガジン』2025年4月版で2回にわたって自分の見解を述べている。
まず、この人が描いた漫画がこれだけ話題になっているのは、それなりの「バックグランド」があるからに他ならない。
これまでの「実績」としては、英国ダイアナ妃やフレディ・マーキュリーの死、東日本大震災を予言していたことがある。
いま話題になっている夢を見たのが2021/7/5 04:18であることから、2025年7月5日にその「大苦難」が起きると解釈する人もいる。
また、たつき氏が見た夢で「2025年7月」という文字が現れたという。
だが、たつき氏は起きる日にちまでは指定していない。
上述のように、夢を見た日から、そのような噂が広まったのかもしれない。
■南海トラフ
だが、たつき氏は、その夢の内容が「南海トラフ地震」だと感じているという。
もっとも、自分が見た夢が必ず現実になるとは考えていないようだ。
「私は予知能力者ではありません」とも発言している。
この夢が現実になるかどうかについては、下記のような内容に関する最新情報を取得する必要があると考えている。
【1】黒潮大蛇行の予測
【2】太陽黒点周期
【3】フィリピン海の海底火山活動
■黒潮大蛇行
まず、今日の記事では【1】の黒潮の現況について見て行きたい。
昨日05/22 21:00時点の黒潮の流路は、下記のようになっている。
図のように、5月初旬に黒潮大蛇行の渦がちぎれて、その状態が続いている。
つまり、黒潮大蛇行が(一時的に)消滅している。
次に、JAMSTECによる05/21発表の最新の長期予測「2025年7月23日までの黒潮「長期」予測(2025年5月21日発表)」を見てみる。
すると、2ヵ月後の07/23の黒潮の予測図は、下記の通りとなっている。
図のように大蛇行が復活する予測となっている。
■潮位がカギ
この予測通りになると、自説では黒潮大蛇行の渦内の潮位が高くなり、水圧によって地下の地震発生を抑圧することになる。
自説というか、最初に唱えたのはこの道の先駆者である元気象庁・岡田正実氏だが。
このあたりも含めて、南海トラフ巨大地震の発生の可能性については、下記のnote『地震予知マガジン』に収めた記事「南海トラフ巨大地震の発生時期の傾向~いつ頃から起きやすくなるか?」を常に更新して、最新の情報にアップデートしている。
このブログ記事タイトルに「(1)」と付したが、これは場合によっては2回目以降も続ける可能性があるということで、必ず続けると約束している訳ではない。
ただし、前述のようにまだ書かなければならないことが多く、この記事の反響にもよるが、近く続きを書くことになりそうだ。
※将来英雄として称えられるか?
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