大阪府北部地震が起きてから7年になり、この時にどのような前兆や予測があったかを連載して2回目で、まだどんどん出てくるので今日でも終わらず「前兆デパート」になってきたが、今回はクマ・シカ・メガマウス・粥占を紹介する。
■クマ出没
地震の前月に、震源となった近くでクマの出没が何度かあった。
(1)2018/05/08 01:30頃:高槻市大字原のポンポン山の登山道で、クマが目撃された。震源から約6km。
(2)2018/05/24午前中:高槻市大字田能の大谷橋付近で目撃された。
(3)2018/06/10 00:00頃:高槻市大字田能の大谷橋付近で目撃。震源から約10km
下記のマップに出没地点を示す。
クマ出没は3件とも、震源となった地点のごく近場だった。
次項のシカの出没地点も書いている。
通常、クマが里に下りてくる事例は非常に多いが、シカも含めて短期間で集中すれば、何らかの前兆ではないかと警戒する必要があるだろう。
■シカの異常行動
2018/05/13 06:00頃:近鉄奈良駅と奈良女子大を結ぶ通りで、50頭ものシカが通りを走っていくのが目撃された。
地元の人々によると、普通そういうことがあっても、せいぜい7~8頭だという。
そのため、普段シカを見慣れている人々も、何かしら異常なものを感じたのだろう。
■メガマウス
次は、地震の1ヶ月弱前の2018/05/26に、三重県沖でメガマウスが捕獲された。
熊野灘で、漁船の網にかかっていた。
震源からの距離は120~130kmほどで、地震の23日前ということで、前兆現象の可能性としてあり得るだろう。
■粥占
次は予言的な内容になるが、この年2018年1月と3月に、長野県の諏訪大社と佐賀県の「粥占」で、大阪府北部地震を示唆する予言があった。
◎2018/01/15:諏訪大社下社春宮(長野県・下諏訪町)
「世の中」:三分五厘(三行半)
【結果】
・2018/09/04~:台風21号、犠牲者9人、負傷者467人。
・2018/06/18:大阪府北部地震、犠牲者6人。
・2018/09/06:北海道胆振東部地震、犠牲者47人。
◎2018/03/15:千栗八幡宮(佐賀県・みやき町)
・地震:「見ゆ」
【結果】
・2018/06/18:大阪府北部地震、犠牲者6人。
・2018/09/06:北海道胆振東部地震、犠牲者47人。
このように、現実になるケースが多いと定評ある2つの神社の粥占で、無視できない結果となったということで、心して1年を過ごさなければならなかった。
そして実際、日本の災害史に残る大地震が続けて起きてしまった。
これらの毎年の粥占の結果は、下記の私の有料note『粥占のすべて~神々による確かな予言』でまとめている。
