たつき諒作の漫画『私が見た未来』に端を発した「2025年7月5日に大災害」の噂の通りの日に起きないとしても、トカラ列島近海で群発地震が続いたり、黒潮大蛇行の動きに不穏なところがあったりで、過去の巨大地震がすべて7月~2月に起きていることからも、可能性として考えるべきだろう。
■黒潮大蛇行
まず、今日06/26にInstagramで投稿した内容。
【トカラ列島近海群発地震】5日前の2025/06/21の黒潮の状況。群発地震が始まった日で、ちょうど黒潮大蛇行が再発達し始めていた。関係あるかどうか要検討で、海水温の変化なども調べたい。
何度も書くけれど、自説では南海トラフ巨大地震が今すぐに起きる可能性は非常に低い。例の「7月5日に大地震」の噂は、明菜さんと同じくあり得ないと考えている。
【図】2025/06/25 21:00時点の黒潮流路。丸印はトカラ列島近海の群発地震の位置。
JAMSTECの昨日のXの更新分には、下記の通りある。
図はJCOPE-T DA予測モデルによる6月22日の海面水温と流速の解析値です。黒潮大蛇行が渦がちぎれ、蛇行が縮小した後、蛇行が再発達しています。しかし紀伊半島・潮岬に接岸しており大蛇行らしい流路ではありません
解釈が難しいが、要は通常の黒潮大蛇行とは異なる状況になっていて、長くは続きそうにないと暗に示しているように思えてくる。
もっとも、あと9日後に迫った「7月5日」に南海トラフ巨大地震が起きる可能性は、自説では0に近い。
■「私が見た未来」
例の「7月5日に大地震が起きる」という噂は、もちろん『私が見た未来』には一言も書かれていなく、著者のたつき諒さんも言及していない。
発信源を調べてみても、たどり着かない。
秋田県の明菜さんも、これからnoteで書いてくれると思うが、そんなにピンポイントで予測して実際に地震が起きることは考えられないと言っている。
たつき諒氏自身も、「2025年7月5日」について、(編集者に)「言った覚えはあるが急ピッチの作業で書かれてしまった」と語っている。
そして、「夢を見た日=何かが起きる日というわけではない」と否定している。
要するに、7月5日に大災害が起きると騒いでいる人たちは、単に情報不足ということになる。
ネット(X等)で流れてくることを鵜呑みにしてしまうのは、いただけない。
■明菜さん
それよりも、秋田県の明菜さんのこと。
これから公開することの方が、大変な内容が含まれている。
『明菜の夢見るマガジン』7月版も大変になりそうだが、それよりも緊急で知らせたいことがあるらしく、6月版の追加分が送られてきたので、明日更新する。
※発行後に速攻で買ったが、なぜか意外と売り切れにならない。
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