今日未明にアフガニスタン東部でM6.0の地震があり、数百人の犠牲者が出ているとの報道があるが、過去にはその後に日本付近でも大きな地震が起きることがあり、過去の事例も示す。
■アフガニスタンM6.0
地震の詳細は下記の通り。
2025/09/01 02:17JST:アフガニスタン東部、M6.0、深さ8km
震源は、東部の都市ジャラーラーバードの東北東。
日本人の感覚では、M6.0ならばそれほど大きな被害にはならないだろうと考えるだろうが、震源が8kmと浅い内陸地震だったこともあり、大きな被害地震となった。
これを書いている22時時点で、犠牲者が800人との報道もある。
■地震連鎖事例
過去にアフガニスタンで大きな地震が起きた後で、東方の日本などで地震や火山噴火が続いた例をいくつか示す。
【月】1832/01/17 16:19UTC
【+6】1832/01/23:アフガニスタン、M8
【日】1832/02/02 07:30:金環日食、新月
【月】1832/02/16 12:20
【-2】1832/03/15:八戸、M6.5
【日】1956/06/09 06:20:皆既日食、新月。
【0】1956/06/10 08:13:アフガニスタン中部、M7.3
【S】1956/07/08 04:38UTC:新月
【+1】1956/07/09 12:11:ギリシャ・ドデカネス諸島、M7.7
【-6】1956/07/17 01:07:ミャンマー、M6.8、深さ34km、犠牲者38人
【満】1956/07/23 06:28
【JS】1956/08/06 20:25:新月
【-4】1956/09/30 06:20:白石地震(宮城県南部)、M6.0、最大震度4、犠牲者1人
【日】【M】1982/12/15 09:32:部分日食・新月
【+1】1982/12/16 09:40:アフガニスタン、M6.6、深さ36km
【太】1982/12/17:X10.1
【+2】1982/12/17 11:43:与那国島近海、M6.1、最大震度3
【+5】1982/12/20 02:43
【+5】1982/12/20 02:43:トンガ、M7.2、深さ33km
【月】1991/01/30 05:59:半影月食
【+2】1991/02/01 08:03:アフガニスタン・パキスタン、M6.9、犠牲者600人
【-3】1991/02/12:雲仙岳マグマ噴火
【新】1991/02/15 02:32
【+3】1991/02/18 11:37:フィリピン南部沖、M7.0、深さ24km
【0】2018/01/31 16:07:アフガニスタン、M6.2
【月】【S】2018/01/31 22:27 満月・皆既月食・満月
【+1】2018/02/01 20:05:ウォーリス諸島、M6.0
【+4】2018/02/05 07:56:台湾・花蓮沖、M6.1、最大震度2、深さ10km
【+7】2018/02/07 00:50:台湾・花蓮沖、M6.7、最大震度2
【+8/-8】2023/10/07 15:41:アフガニスタン西部、M6.3、深さ14km、犠牲者2千人以上
【+8/-8】2023/10/07 17:40:パプアニューギニア、M6.9、深さ76km
【-6】2023/10/09 05:25:鳥島近海、M不明、無感、ごく浅い、津波60cm
【-5】2023/10/10 19:01:アルゼンチン北部、M6.0、深さ247km
【-4】2023/10/11 09:41:アフガニスタン北西部、M6.3、深さ10km
【-3】2023/10/12 05:04:オーストラリア領マッコリー島、M6.3、深さ10km
【日】2023/10/15 02:55:金環日食、新月
【0】2023/10/15 12:36:アフガニスタン、M6.3、深さ6km
【+1】2023/10/16 19:42:宮古島近海、M6.0、最大震度4
このように、M6クラスでも多数の犠牲者が出ることが多い。
1週間後の09/08の満月は皆既月食となり、その次は09/22の部分日食と続くため、大地震・噴火が続いた8月と同等か、またはそれ以上に大地震が続くかもしれない。
