【前兆現象】富山湾で蜃気楼が発生~地震前兆現象のケースはあるか?過去事例を検証した

2021/05/15

地震前兆

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富山湾で蜃気楼が出現したとのニュースを見たが、これが地震前兆となる場合はあるだろうかと調べてみた。


■富山湾で蜃気楼

5/15に、富山県滑川市などで蜃気楼が出現した。


この写真で、「どこが蜃気楼なの?」と、誰もが思うだろう。
5/14 14:55頃に撮影されたもので、本来写らないはずの橋が写っているのだ。
これは、ウェザーニュースで詳しく解説されている。


フェーン現象で北陸など日本海側で気温が上がり、30度を超えたところもある。
この暖かい空気が富山湾に流れ込み、橋が上に伸びて浮かんでいるかのように見えているのだ。

下記の写真が、通常の射水市にかかる新湊大橋。

■上位蜃気楼

蜃気楼にはいくつか種類があって、今日見られたのは「上位蜃気楼」というもの。
これは、海上の冷たい空気の上に温かい空気があると、海上の船や橋などが実際よりも上に伸びて見えるもの。


冒頭のアイキャッチ画像は海外サイトのもので、フェイクかどうかまで調べる余裕がなかったが、もし本物ならば本来は海に浮かんでいる船が「上位蜃気楼」として空中に浮かんで見えるもの。

ふと思ったのは、この蜃気楼が見られた後で地震が起きた例はあっただろうかということ。
そこで、自分で調べてみた。

■地震前兆?の例

以下に、同様の蜃気楼が観測された日時と場所を示す。
これかもしれないという地震があれば、「→」以降に示す。
特に対応する地震がなければ、蜃気楼だけのデータを示す。

◎2015/08/06

九十九里町・真亀海岸で上位蜃気楼。

→2015/08/06 18:22:茨城県沖、M5.2、最大震度4

◎2015/08/05~07

千葉県九十九里町の海岸で上位蜃気楼。


◎2018/04/22 16:16~28

千葉県白子町の九十九里海岸で上位蜃気楼。


◎2019/07/08早朝

兵庫県姫路市本町の姫路城近くで、太陽が三つに分かれて見える上位蜃気楼の一種の「虚像」が観測された。
夏に見られるのは珍しい。

→2019/07/10 06:13:紀伊水道、M3.7、最大震度2

◎2019/11/15 17:23

静岡県出石で浮島現象

→2019/11/17 20:05:伊豆大島近海、M4.7、最大震度4

◎2020/02/07朝

三重県菰野町の御在所岳山頂付近から、白山や乗鞍岳の上部が雪の壁のように見える上位蜃気楼が観測された。


◎2020/05/31 13:00頃

青森県・陸奥湾で上位蜃気楼

→2020/05/31 13:13:十勝湾、M5.6、最大震度4

◎2020/11/11朝

静岡県河津町から伊豆大島が海上で宙に浮かんでいるように見える蜃気楼「浮島現象」が観測された。

→2020/11/18 10:00:東海道南方沖、M5.1、最大震度1

◎2021/05/04 14:50

富山市魚津市の海岸で上位蜃気楼(Bランク)


◎2021/05/13

富山県魚津市の海岸で上位蜃気楼(Cランク)が観測された。


◎2021/05/15 14:55

富山県滑川市などで上位蜃気楼が観測


富山県魚津市はあまりにも頻繁に観測されるので、過去の事例は除外した。

■地震前兆の可能性は?

こうして見ると、11件中5件で対応する地震があったかもしれない。
あくまでも可能性としてだが。

サンプル数はまだ少ないが、これを見る限りでは、蜃気楼現象が地震前兆である可能性は、そう高くないことになる。

だが、一部で前兆となる場合もあるとも考えられなくもない。
そうであるとすれば、当日から2日後くらいの間に近場で地震が起きる場合が多いことになる。

今日だけではどちらかと結論付られないが、今後もデータを集めて検討したい。





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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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