長野県や石川県で、タケの一種であるハチク(淡竹)が開花して、俗に120年に一度などと言われるレアな現象で話題となっているが、過去には大阪府北部地震や能登半島自身の前にも開花していて、注意が必要となる。
■石川県
まず、1ヶ月以上前になるが、4月末に石川県で開花した。
・2025/04/25前後:石川県小松市天神町、ハチク開花、
→【17日後】2025/05/09 13:34:石川県西方沖、M4.2、最大震度2
地震の事例はあくまでも可能性だが、対応するかもしれない地震を記しておく。
今後さらに近場、あるいは大規模な地震があるかもしれない。
次が、今日の長野県の事例。
・2025/06/16:長野県伊那市高遠町長藤の民家の竹林、ハチク開花
→?
■過去事例
以下に、ハチク開花後に周辺で大きな地震が続いた事例を示す。
・2018/05下旬:愛知県新城市、各地でハチク開花が相次いだ。
→【29日後】2018/06/18 07:58:大阪府北部地震、M6.1、最大震度6強、距離約168km
・2023/04/17:富山県高岡市万葉歴史館、ハチク開花
→【18日後】2023/05/05 14:42:能登半島沖、M6.5、最大震度6強、距離約82km
以上2件は顕著な例だが、距離的に妥当な事例かどうかは更に検討が必要となる。
大阪府北部地震の前には、他に05/20に愛知県新城市でハチク、05/28に大阪市うめきたUMEDAガーデンでクロチク、姫路市立手柄山温室植物園でユッカ・バリダ(リュウゼツラン科)、06/07に草津市立水生植物公園でヤマサキカズラといったレアな植物の開花が相次いだ。
大阪府北部地震は、ちょうど7年前の今頃だったが、この頃はやはり暖かい地方が原産の花が咲くことが多いのだろうか。
※鳥山英雄氏の著書はどれも手が出ない価格となったが、もう一人の先覚者の著書は発行部数が多かっただけあって、まだ数百円の古書がある。私の「バイブル」。
