09/02に発生した台風15号は、線状降水帯や竜巻なども派生させて東進しているが、自説では台風は将来起きる大地震の震源を回避して進むと考えていて、それに沿って南海トラフ巨大地震が近づいているかどうかを検討してみる。
■台風15号
下記の図は、09/02夜に台風15号が発生した直後に描いた進路予想図。
これを書いている09/05午後時点では、台風は予想進路の通りに東へ進んでいる。
そして、09/05 18:00頃にかけて関東でも大雨のピークを迎え、猛烈な雨が降る恐れがあるとされている。
■台風が震源を迂回する
これから外出するため詳しく書いている余裕はないが、台風が変な進路を取った場合は、そのあたりで地震が起きる可能性を考える。
たとえば、2014年の台風18号は、下記のような進路を取った。
そして、図のように、2014/09/30 09:00に進路を北に変えてから1週間ほど後に、下記の地震が発生した。
2014/10/06 23:04:サイパン島東沖、M5.9
その後に台風18号は、翌日に元のコースに戻ったような進路を取って西へ進んで行った。
もう一つの例として、2016年台風11号の時のケースを。
この時には、北上していた11号が2016/08/21に急に90度ほど進路を変更して進み、6時間ほど後には今度は左へと進路を変更した。
すると、翌日に下記の2件の地震が発生した。
2016/08/22 08:13:三陸沖、M5.4、最大震度2
2016/08/22 15:11:宮城県沖、M5.3、最大震度3
台風は、まるでこの2つの地震の震源をすり抜けるかのように進んで行った。
なぜこのような関連性があるのか?
それは、これまでの研究では、台風と地震のいずれにも「気圧」が関連しているのではないかと考えている。
■南海トラフは
このような観点から、現在の台風15号を見ると、ほぼ予想されていた進路の通りに進んでいるように見える。
今朝8時頃にInstagramで、下記のように書いておいた。
【台風15号】2025/09/05朝、高知県に上陸して東へ進んでいる。近畿・東海・関東などで線状降水帯の恐れ。予測通りに進めば自説では南海トラフ巨大地震はまだ先となりそうだが、どうなるか。
以上はあくまでも独自の自説になるが、南海トラフに沿って進んだかのような台風15号の進路を見ると、南海トラフ巨大地震は、「今すぐ」に起きる可能性は非常に低いだろうと考える。
※非常に貴重な私家版。
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