10月以降の満月はすべてスーパームーンとなるが、これを機に、過去の南関東(首都)直下地震に月齢や海洋現象の観点で発生の傾向があるかどうかを調べてみた。
■使用データ
今回使用する地震データは、気象庁が公開する1919/01/01以降の南関東を震源とするM6.0以上の地震情報を使用した。
すべてのデータ解析結果をこの場で示すことはできず、後日クローズドの場で紹介することにしたい。
今回は、1919年~2023年に南関東で発生したM6.0以上の地震、約170件を解析してみた。
その結果のうち、満月・新月・日食・月食・スーパームーン・マイクロムーンといった月齢との関係を示す。
■月齢との関係
今回使用したデータは、計166件になる。
そのうち、満月・新月の7日前後に起きた件数は、以下の通りとなる。
新月±7: 78件
満月±7: 88件
このように、満月前後の方がやや多い。
ここでは、通常の満月・新月の他に、日食(新月)・月食(満月)・スーパームーン・マイクロムーンといった特殊な月齢も含んだデータとなる。
■スーパー/マイクロムーン
次に、スーパームーン(SM)、マイクロムーン(MM)、ES(エクストリームスーパームーン)の時期に発生した件数は以下の通り。
※マイクロムーン:スーパームーンの逆に、月が地球から最遠の位置に来る日
SM: 45件
MM: 11件
ES: 01件
こうして見ると、全体的にはSMの方がMMよりも3倍以上多いことになる。
■日食・月食
参考までに、特別な月齢である日食・月食のデータも示す。
日食(新月): 19件
月食(満月): 25件
こうして見ると、月と太陽が地球から見て同一方向に来る新月よりも、月が地球から見て太陽と反対方向に来る満月の時期の方が、少なくとも南関東の大規模な地震は多く発生していたことがわかる。
ちなみに、次のスーパームーンの日時は下記の通り。
【S】2025/11/05 22:19:満月
【近】2025/11/06 07:30:近地点
その後も、今年は12月も含めて残りすべての満月がスーパームーンとなる。
10月から2026年1月まで、4回連続で満月がスーパームーンとなり、大きな地震に要注意な期間が続くことになる。
■頭痛でダウン
昨日の午後から頭痛でダウンしていたが、夕方から何とかPCの前に座れるようになった。
予測期間は、ちょうど次の10/21の新月トリガー期間と重なることになる。
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