1週間前の11/09とその前後に起きた三陸沖M6.9・最大震度4などの地震は、10/24に起きていた福島県沖M4.9の異常震域を伴う地震によって、自説の「異常震域の法則」によって予測できていたことが今日わかった。
■異常震域とは
「異常震域」は、本来の地震学上の定地では、深い場所 で発生する地震(深発地震)で、震源に近い場所よりも遠く離れた場所の方が強く揺れることをいう。
だが、私が地震予測のために用いている定義では、少し異なる。
震源から最遠で震度がついた地点を、「異常震域」と呼んでいる。
対象となる地震は、必ずしも「深発地震」とは限らない。
■「異常震域の法則」
私の定義では、地震(多くは深発地震)の震源から最遠で震度がついた地点を、便宜上「異常震域」と呼ぶ。
そして、その最遠の震度がついた地点から半径300kmの領域を観測対象とする。
そして、下記の時間範囲内に対応する円内で地震が起きた際に、予測的中とする。
~14日以内:M5.0以上
~30日以内:M6.0以上
~60日以内:M7.0以上
■福島県沖M4.9
まず、10/24に起きた福島県沖地震の詳細は以下の通り。
2025/10/24 06:09:福島県沖、M4.9、最大震度3、深さ50km
だが、この地震は深さ50kmと、深発地震と言えないレベルなこともあり、無視していた。
その後、最近では必ずしも深発地震とは限らなくても、震源から300km以上離れた地点で震度がついた際には、対象とするようにした。
今日、上記の地震をチェックしてみて、初めて異常震域だとわかった。
■深発地震とは限らない?
上記の図に追記したように、10/24の福島県沖M4.9の地震の翌月の11/09~10に、三陸沖の予測円内でM6クラスの地震が4回起きた。
この法則性を発見したのは私だと思うが、8年経った今は当初の法則性に変更を加えている。
また、今回の地震のように、必ずしも「深発地震」とは限らないのかもしれない。
通常、深発地震とは深さ300kmより深い地震とされるのが一般的だが、気象庁では200km以上、他の人々では60~100kmより深いと定義する場合もある。
要は、明確な基準はない。
現時点では、判定の基準として、震源から最遠の震度がついた地点まで、300km以上離れていることとしている。
■東北地方太平洋沖地震
他の例として、14年前に起きていた地震を示す。
2011/02/05 10:56:千葉県南東沖、M5.2、最大震度4、深さ64km
この図のように、翌月に円内で東北地方太平洋沖地震が発生した。
もし14年前から、現在の手法によって予測していたならば、この巨大地震の発生をある程度予測できていたことになる。
そして、巨大地震が起きることまでわからないとしても、大規模な地震が起きる可能性を示唆できただろう。
非常に残念なことだ。
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