大地震が起きるタイミングとして、スーパームーン前後があるが、今年は8回あったうちで、その前後に世界でどのような地震・噴火が起きていたかを振り返ってみる。
■スーパームーン
まず、スーパームーンが起きる頻度を示す。
スーパームーンとは、天文学的な定義があるわけではなく、元々は占星術で用いられていた用語であり、明確な科学的な定義はない。
以下に示すのは、私が長年利用している海外サイトのデータに基づいている。
この定義で、スーパームーンが各年にどのくらい起きるかというと、満月・新月を含めて下記の通りとなる。
2016年:06回
2017年:06回
2018年:06回
2019年:08回
2020年:09回
2021年:07回
2022年:08回
2023年:06回
2024年:09回
2025年:08回
2020年と2024年が9回と最多だったが、だからといってこの年に世界で大きな地震が多発していたかというと、そう単純なものではない。
■2025年のスーパームーン
【太】2025/02/24 04:22:X2.0フレア+CME
【P】2025/02/25 08:15~:プロトン現象
【S】2025/02/28 09:45:新月
【+7】2025/03/07 01:21:チリ北部、M6.0
【太】2025/03/28 23:55:X1.1フレア+CME
【-4】2025/03/25 10:43:ニュージーランド南島南沖、M6.7
【-1】2025/03/28 15:20:ミャンマー地震、M7.7、犠牲者3756人
【太】2025/03/28 23:55:X1.1フレア+CME
【0】2025/03/29 02:17:大西洋中部、M6.6
【日】【S】2025/03/29 19:58:部分日食、新月
【+1】2025/03/30 21:18:トンガ沖、M7.1
【+4】2025/04/02 09:29:太平洋南東部、M6.3
【+4】2025/04/02 23:03:大隅半島東方沖、M6.1、最大震度4
【+6】2025/04/03 23:09:大西洋北部、M6.9
【+7】2025/04/05 05:04:パプアニューギニア沖、M7.2
【太】2025/04/22 17:38:M4.4+CME
【-5】2025/04/23 18:49:トルコ西部、M6.2
【-4】2025/04/24 :カムチャツカ半島・ベズイミアニ山噴火、噴煙高さ11000m
【-3】2025/04/25 20:44:エクアドル北部、M6.3
【-2】2025/04/26:インドネシア・レウォトビ・ラキラキ山噴火、噴煙高さ3,500m
【S】2025/04/28 04:31:新月
【0】2025/04/28 04:36:フィリピン・ルソン島・ブルサン山噴火、噴煙高さ4500m
【+2】2025/04/30 23:53:マッコーリー島沖、M6.8
【+4】2025/05/02 21:58:ドレーク海峡、M7.4
【太】2025/05/14 13:15:X2.7フレア+CME
【-5】2025/05/22 12:19:ギリシャ、M6.2
【S】2025/05/27 12:02:新月
【+3】2025/05/30 14:36:アフリカ南西沖、M6.2
【+5】2025/06/01 16:10:桜島の南岳で噴火、噴煙高さ3500m。
【+6】2025/06/02 03:52:十勝沖、M6.3、最大震度4
【+6】2025/06/02:イタリア、エトナ山が大噴火、噴煙高さ数キロ
【太】2025/06/16 02:45:M8.4フレア+CME
【-6】2025/06/19 23:00:諏訪之瀬島が噴火、噴煙高さ1400m
【-2】2025/06/23朝:北マルク諸島のドゥコノ山が噴火、噴煙高さ600m。
【-2】2025/06/23 10:41:諏訪之瀬島が噴火、噴煙高さ2300m
【-1】2025/06/24 10:58:フィリピン南東東沖、M6.3
【S】2025/06/25 19:32:新月
【+4】2025/06/29 17:32:スコシア海、M6.6
【+4】2025/06/29:諏訪之瀬島が6回噴火、噴煙高さ最大2100m
【太】2025/09/28 17:43:M6.4フレア+CME
【-7】2025/09/30 22:59:フィリピン中部セブ島沖、M6.9、犠牲者69人
【-3】2025/10/01早朝:ハワイ島キラウエア火山噴火、噴煙高さ100m。
【-4】2025/10/03 05:56:諏訪之瀬島噴火、噴煙高さ1800m
【S】2025/10/07 12:48:満月
【0】2025/10/07 20:05:パプアニューギニア、M6.6
【+1】2025/10/08 21:20:諏訪之瀬島噴火、噴煙高さ1500m。
【+3】2025/10/10 10:43:フィリピン・ミンダナオ島ダパオ東沖、M7.4、犠牲者7人
【+3】2025/10/10 11:08:パプアニューギニア、M6.3
【+4】2025/10/11 05:29:南米ドレーク海峡、M7.6
【太】2025/11/05 06:45:X1.1フレア+CME
【S】2025/11/05 22:19:満月
【+4】2025/11/09 17:03:三陸沖、M6.9、最大震度4、津波あり
【太】2025/12/01 11:27:X1.9フレア+CME
【-4】2025/12/01:コロンビア南部プラセ火山噴火
【S】2025/12/05 08:14:満月
【+2】2025/12/07朝:ハワイ・キラウエア火山噴火、噴煙高さ1500m
【+2】2025/12/07 05:41:アラスカ州、M7.0
【+3】2025/12/08 23:15:青森県東方沖、M7.5、最大震度6強
【+5】2025/12/10 18:00:コロンビア・プラセ火山噴火、噴煙高さ5800m
■2026年も新年早々
このように、スーパームーンの前後は通常の新月・満月よりも世界で大規模な地震が多発する傾向にある。
ただし、そのことはまだ科学の世界で定説になってはいないが。
少なくとも、満月・新月の頃に大きな地震が起きやすい傾向というのは、わかってきつつある。
以下に、来年の1月の満月・新月の日時のみを示す。
【S】2026/01/03 19:03:満月
【新】2026/01/19 04:52:新月
昨年元日に起きた能登半島地震の時には、スーパームーンではない通常の満月だったが、その5日後に起きていた。
だが、前日にM1.4+CME、当日にX5.0+CMEという大規模太陽フレアの直後に起きていた。
加えて、天体配置も下記のように、過去に世界で多くの巨大地震が起きていた「カイト」の下で起きていた。
もっとも、完全な形ではなく、「ほぼカイト」というものだったが。
■今日の体感
今日の地震前兆としては、夜になって2回、「左耳が閉塞→耳鳴り」というパターンがあった。
12/22 19:11:左耳が一瞬閉塞→ポー音の耳鳴りが数秒間→金属音の耳鳴りが続く。
12/22 19:44:前回より強い左耳の閉塞→金属音の耳鳴りが続く。
関東圏で強めの地震が起きる前日頃には、このような耳の閉塞を伴う耳鳴りが頻繁に起きる。
これがあると、ほぼ必ず地震が続く。
だが、今日のように短時間に2回も起きるのは珍しい。
どのような地震が起きるか、注視したい。
※今日Amazonから届いたモバイルバッテリーは、50000mAhという大容量だが、これが3千円程度で買えるのだから画期的だ。
巷で問題になっている、爆発するようなメーカーの製品ではないだろうということは、もちろん入念に調べている。





