2日前の東海道南方沖で起きたM5.3の深発地震は「異常震域」を伴っていたので、独自の方法論に則って地震予測を行ったが、同震源では大正関東地震(関東大震災)の前にも起きていたりと、大きな地震が続くことがある。
■東海道南方沖
まず、2日前の東海道南方沖の地震の情報から。
2025/12/13 04:04:東海道南方沖、M5.3、最大震度1、深さ380km
いわゆる異常震域を伴う深発地震だった。
2日前は、震源から南東でも異常震域となっていたのを見落としていた。
■異常震域
そこで、2日経った今日、気象庁の震度データベースに格納されたので、例によって予測図を描いてみた。
このように、2つの方角で異常震域がある場合は、2つの円を描いて予測を行う。
この震源域は、異常震域を伴うことが非常に多く、特に北関東あたりで震度がつくことが多い。
■関東地震
いくら予測をしても、過去事例を示さなければ説得力に欠けるかもしれないので、これならばどうだという例を示す。
1923/07/21 01:49:東海道南方沖、M6.0、最大震度1、深さ394km
このように、1ヶ月半後に「大正関東地震」が発生した。
犠牲者・行方不明者約10万5千人という、日本災害史上最悪の未曽有の大災害となった。
もし当時、私が生きていて、このような法則性を把握していたならば、何らかの警告を出せていたかもしれない。
もっとも、当時はインターネットなどがなかったから、今ほどには広まらなかっただろうが。






