【火山噴火】ポンペイを壊滅させた1世紀ヴェスヴィオ山の大噴火は「グランドクロス」の元で起きていた

2022/12/20

火山噴火

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1943年前のローマ帝国の時代に大噴火したヴェスヴィオ山は古代都市ポンペイを壊滅させたが、その時の天体配置を調べてみて、大規模な火山噴火も顕著な天体配置のもとで起きるものだということを確信できた。


■ヴェスヴィオ山

イタリア中部、首都ローマから南東へ200kmのところに、ヴェスヴィオ山(Mount Vesuvius、標高1281m)がある。


1943年前、西暦79年8月24日13時頃、ヴェスヴィオ山(ベズビオ山)が大噴火を起こした。

大量の軽石、火山灰、火砕流、火砕サージなどにより、当時のポンペイ市を埋没させた。


ヴェスヴィオ山周辺の古代ローマ帝国の都市とその住人は壊滅した。



火山爆発指数が「VEI5」という大規模な噴火で、これは1707年の富士山最大の「宝永大噴火」と同規模のもの。


VEI5の噴火は、平均して50年以上に一度起きている。

最近では2011/06/04のチリのプジェウエ山の噴火がある。


■明日は我が身か

VEI5といっても、それが過去の世界の火山噴火の最高レベルではない。

上を見ればきりがない。


20世紀以降のVEI5以上の噴火を以下に時系列で示す。


1902/10/25:グアテマラ・サンタマリア山(VEI6)

1912/05/31:米アラスカ州・ノバルプタ(VEI6)

1963/03/17:インドネシア・アグン山(VEI5)

1980/03/19:米・セント・ヘレンズ山(VEI5)

1982/03/29:メキシコ・エルチチョン(VEI5)

1991/06/07:フィリピン・ルソン島・ピナトゥボ山(VEI6)

2008/05/02:チリ・チャイテン山(VEI5)

2011/06/04:チリ・プジェウエ山(VEI5)


もっと遡れば、国内でもVEI5以上の噴火は多く、VEI5では樽前山(1739)、有珠山(1663)、北海道駒ケ岳(1640)、桜島(1471)といったところがある。

VEI6も国内で例があるが、それらは有史以前のものだ。


VEI7となれば「大規模カルデラ噴火」と呼ばれ、日本では姶良カルデラ、洞爺カルデラ、阿多カルデラ、阿蘇カルデラ、鬼界カルデラがある。


更に最大のVEI8は「破局噴火」と呼ばれ、文字通り文明が破局する規模の巨大噴火となる。

日本では7千年~1万年に1回程度の頻度で起きている。

前回は九州の縄文文明が滅んだ大噴火となった。


これが次に日本で起きれば文字通り「破局」を迎える恐れがあるわけで、原発支持者は必死になって話を逸らそうとする(?)話題となる。


こういうようなことは、何でもかんでも「ネットから」の民がいくら調べてもメディアがスルーする話題だから、「本当のこと」を知りたければ忖度しない専門の学者の著書を読むしかない。


■天体配置

ここから、本題のAD76年のヴェスヴィオ山噴火時の天体配置のこと。

何気に調べてみて驚いた。


「グランドクロス」(大十字形)と、メディエイションが二重にできる「クレイドル」(ゆりかご)ができていた。


これまで、多くの大地震・火山噴火の際の天体配置を見てきたが、これだけ派手なというか見事な形は、偶然の確率でも滅多にできるものではない。


もう一つだけ、例として、1883/08/11のインドネシア・クラカタウのVEI6の大噴火時の例を挙げる。



こちらも、「クレイドル」と、グランドクロスの半分の「Tスクエア」ができていた。


これまでの研究では、「メディション」と「Tスクエア」が同時にできている時に大地震や火山噴火が多く起きていて、「グランドクロス」や「クレイドル」はその派生形だ。


こうしたことを既存の科学の枠組みの中で説明しろと言われても、お手上げ状態になる。


だが、現象学的にこのような傾向を見つけてしまったのだから、「あ、たまたまよね」などと誤魔化すことはできない。

自分でも困ったものだと思う。


いつも書いているように、私がやっていることは「占星術」とは一切関係ない。


今日は他にも多数のVEI5以上の大噴火時の天体配置を調べてみたが、それらはいずれ別の機会に紹介したい。



※先日購入した黒にんにくペーストの他に、これもアホエン含有で母の認知症に良いかなと思い、注文してみた。









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