【地震連鎖】ジャワ島スメル山で大規模噴火~昭和南海地震など西日本に大地震・噴火が連鎖する例が多く注意を

2022/12/04

火山噴火 海底火山 地震連鎖

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今日12/04に、インドネシアのスメル山(スメル火山)が大規模噴火を起こしたが、ハワイ・マウナロア火山の噴火から警戒していたエリアで起きた噴火であるとともに、過去には日本で大地震や噴火が連鎖した例が多く、注意が必要だ。


■スメル山噴火

今日、2022/12/04 日本時間11:18(現地時間09:18)に、インドネシア・ジャワ島東部のスメル山(Sumeru)が大規模噴火を起こした。

気象庁の発表では、この噴火により日本への津波の影響は無いという。



噴煙の高さは約15000mに達したという。


スメル山の位置は下記の通り。


マップ上に記したように、11/21にはジャワ島西部地震(Mw5.6、犠牲者272人)が発生したばかりで、この噴火も地殻活動の影響のようだ。


インドネシア語になるが、下記のYouTubeニュース動画を埋め込んでおく。

スメルからの噴煙が立ち上る生々しい映像が見られる。



■ハワイ→ジャワ→日本?


2022/11/28 09:30UTC(現地時間23:30)に、ハワイ・マウナロア火山が38年ぶりに噴火した。

下記の11/30の記事で書いていたように、その後に西方~南西方面で大地震や火山噴火が連鎖する例が多い。



その結果の一つが、スメル火山の噴火だった。


私は1994年秋以降にのべ1年半ほど、SEとして東ジャワに派遣されて仕事をしていた。

スメル山は、その時滞在していた地方都市マディユン(Madiun)の東方160kmほどの距離にあった。


この経験から、今でも上記のニュース映像を見ても、多少インドネシア語の記憶がよみがえってきて、どういうことを言っているか多少はわかる。


■西日本への連鎖例

スメル山が噴火した後は、日本、特に西日本で大地震や火山噴火が連鎖する例が多い。

以下に、19世紀半ば以降にスメル山が噴火した後で、主に西日本で地震・噴火が起きた例を示す。


1857/08/13:インドネシア・スメル山噴火。

1857/10/12:伊予・安芸、M7.2、犠牲者5人。

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1872/10/23:インドネシア・スメル山噴火。

1872/12/30:阿蘇山噴火

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1904/01/02:インドネシア・スメル山噴火。

1904/01/14~:福徳岡ノ場、海底噴火、火砕物降下

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1910/11/16:インドネシア・スメル山噴火。

1910/11/26:バヌアツ、M8.0。

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1941/09/21~:インドネシア・ジャワ・スメル山噴火。

1941/11/19:日向灘、M7.2、最大震度5、津波1m。

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1946/10/29:インドネシア・スメル山噴火。

1946/12/21:昭和南海地震、M8.0、最大震度5。犠牲者・行方不明者1,443人、津波。

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1950/07/23:インドネシア・スメル山噴火。

1950/09/23:浅間山噴火、噴石で犠牲者1人

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2008/05/15~:インドネシア・スメル山噴火

2008/06/14:岩手・宮城内陸地震、M7.2、最大震度6強、犠牲者・行方不明者23人。

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2010/01/05:インドネシア・スメル山噴火。

2010/01/12:中米ハイチ地震、Mw7.0、犠牲者22万人以上。

2010/02/03:福徳岡ノ場海底噴火

2010/02/27:沖縄本島近海、M7.2、最大震度5弱

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2021/12/04午後:東ジャワ・スメル山噴火、犠牲者39人

2021/12/04~:トカラ列島近海で群発地震

2021/12/09:トカラ列島近海、M6.1、最大震度5強

2021/12/05~:伊豆大島近海で群発地震

2021/12/26:宮古島近海、M6.1、最大震度4

2022/01/03:台湾・花蓮沖、M6.3、最大震度2

2022/01/22:日向灘、M6.6、最大震度5強


海底火山の福徳岡ノ場の海底噴火も2回起きていることが印象に残る。

東日本のオホーツクプレート上でも大地震が連鎖する例もあり、こちらも安心してはいられない。


また、1946年の噴火では、2ヶ月後に南海トラフ巨大地震が発生したことも、決して無視してはならないことだろう。


プレート的にいうと、ジャワ島が乗っているスンダプレートから隣のフィリピン海プレートに影響が及び、その上に乗っている西日本で大地震・噴火が起きやすいことになる。


■天体配置

このブログやnoteマガジンで警告していたように、12月上旬までは地震・噴火に要注意な天体配置が続いている。


スメル山の噴火の時の天体配置は以下の通りで、私が過去の経験から最も注意が必要と考えている「メディエイション」と「Tスクエア」が重なっていた。


こういうことをいくら書いても、所謂「未科学」領域のため、受け入れてくれる人は非常に少ないだろうが、一応解説しておく。


別記事で書くが、今日も気圧の影響で頭痛が始まったこともあり、この件は今日はこのへんでやめておく。



※台所の水道に取り付ける浄水器が期限切れなので他製品を含めて検討中。







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