【地震前兆】千葉県北東部でM3.3~スロースリップはまだ要注意+「異常震域」で予測通りの地震があった

2024/03/06

異常震域 地震前兆 地震予測

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今日03/06朝に茨城県南部でM3.1の地震が起きて、3日前の茨城県柿岡の磁気嵐はこの近場の地震の前兆だったと思ったら、夕方になって今度はスロースリップが発生中の千葉県北東部で同規模の地震が起きて、そうなるとどちらの地震の前兆だったかを検討する必要がある。


■千葉県北東部

地震の詳細は以下の通り。


20243/03/06 17:09:千葉県北東部、M3.3、最大震度3、深さ30km



今日の1本目の記事で書いたように、今朝08:21の茨城県南部M3.2・最大震度1の地震が、03/03 21:00~24:00に柿岡で発生したMajor stormに対応する地震だと思って紹介した。



だが、同日に上記の千葉県北東部でも起きたということで、判断が難しくなる。

下記マップで示すように、柿岡からの距離と規模を考えると、茨城県南部M3.2がメインの地震だったようだ。



だが、3ヵ月ぶりの稀な大規模磁気嵐ということで、千葉県北東部M3.3の方も含めて2つの地震に対応していたと考えた方が良いかもしれない。

もっとも、先日の記事で紹介したように、数日後にM6クラスの地震が起きた事例もあったので、近隣の方々は気を緩めないでいただきたい。


■スロースリップ

下記の図は国土地理院発表のもので、今回02/04~02/28に房総半島で起きているスロースリップイベント(SSE)を示す。



02/29以降の地震も、M5.0以上だけ追記した。

ここにあるように、これまで最大2cmの移動が起きていて、規模はMw6.2に相当する。

これが通常の地震として発生すればそれなりの影響が出るかもしれない。


実際、スロースリップ発生の前後にこの位の規模の地震が伴うことは過去にあり、たとえば1996/05/16~20の房総半島東岸のSSEでは、その3~4ヶ月後に近辺でM6.4とM6.2の地震が起きていた。


房総半島では、これまでにわかっているだけでも8回のスロースリップが起きている。


場合によっては、周辺でM7クラスの地震が発生する可能性があると専門家が警告することもあった。

今回も、その可能性を頭に入れておいた方が良いだろう。


これ以上の詳しいことは、近日中に某所で語る予定だ。


■異常震域の法則

次に、2月に起きた2回の「異常震域」を伴う深発地震で、現在千葉県東方沖で起きている群発地震が予測範囲内にかかった例があるので、紹介しておく。


まず、02/14の鳥島近海M5.3では、「2週間以内にM5.0以上」から2~3日遅れたが、千葉県東方沖と千葉県南部でM5クラスの地震が起きた。



また、02/24の東海道南方沖M5.5では、下記の2件の地震が「2週間以内にM5.0以上」に引っかかった。



今後も、M6.0以上、M7.0以上の予測期間中に、能登半島も含めて東日本で地震があるかもしれない。

M7クラスとなると予測通りになる頻度は低くなるが、能登半島地震も正に同様の予測によって「想定内」で起きた地震だった。







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