6/21朝から始まった鹿児島県のトカラ列島近海の群発地震は既に900回を超えて、今日は最大震度5弱の地震も起きたが、夕方からイオノグラムで国分寺や稚内の波形が強く出ていて、東日本でも強めの地震があるかもしれない。
■群発地震
まず、トカラ列島近海の群発地震だが、今日までの12日間でM2~M5クラスの地震が900回を超える回数となっている。
もちろん、1919年以降の気象庁の観測が始まって以来の多さだ。
今日もテレビで、最大震度3以上の地震情報が頻繁に報道されていた。
過去にトカラ列島近海で起きた最大規模の地震はM6クラスで、最大でもM6.6だった。
問題は、群発地震の後で別の震源域で大規模な地震や火山噴火が続くことが多いことだ。
群発地震が始まった翌日の06/22のブログ記事で紹介したが、これまで最多だった2021/12/04~09に289回ほど起きていた。
この時は、その後に宮古島近海、台湾、父島、日向灘などで大き目の地震・火山噴火が続いた。
今回の場合は、今日で12日目で既に900回を超える桁外れの群発地震となっている。
■イオノグラム
関東では、しばらく地震が減っていたと思っていたところ、夕方になってイオノグラムをチェックしたところ、そろそろ起きそうな波形となっていた。
下記のデータは、2025/07/02 18:20時点のもの。
これを見ると、4つの観測点とも揺れそうな波形となっているが、別の地震かもしれない。
これが一つの地震の前兆であれば、それなりに大規模な地震だろう。
右上の国分寺のデータで、下の方が横に伸びているのは、震源まである程度の距離があるためかもしれない。
■ラドン濃度
では、うちのラドン濃度はどうかというと、あまり顕著ではないが、昼頃にピークがあって緩やかに下降を始めている。
ばけたんは、早朝に点滅していて、まだ対応する地震は起きていない。
関東圏で地震があるとしても、しばらく経ってから揺れるのかもしれない。
■7月5日には何も起きない
最後に、くどいようだが、「7月5日に大災難」の噂の件。
『私が見た未来』作者のたつき諒氏自身も否定していることに対して、それでも信じるというのは、情報不足としか言えない。
また、50年以上にわたって不思議世界の探求・研究を続けてきて、はっきり言えることは、「いまだかつて日にちまで指定した大地震などの予言が現実になった試しはない」ということ。
ただし、そのような誤解を与える余地を与えてしまったことは、たつき氏の本望ではなかったといえ、残念なことだった。
