06/21に始まったトカラ列島近海の群発地震は、07/03 22:00時点で1300回を超えて観測史上最多となり、今日は初めて最大震度6弱を観測したが、この震源域でより大規模な地震が起きるよりも周辺で大きな地震に注意が必要だ。
■トカラ列島近海
トカラ列島近海で06/21~07/02に起きた地震は、計1092回だった。
更に今日は22:00時点で232回で、計1300回以上起きている。
今もTV「報道ステーション」で専門家が解説しているが、群発地震は鎮まる気配を見せていない。
南海トラフ巨大地震との関連性を聞かれて、この人は無関係だと答えた。
私は全く無関係とは思わないが、過去の事例を見ると日向灘などの方が地震連鎖に注意が必要だろう。
今日も日向灘でM4.0・最大震度2の地震が起きていた。
この件に関しては、今日は時間がないので後日どこかで解説する。
■黒潮大蛇行
トカラ列島近海の群発地震が始まった06/21時点の黒潮の流路を見ると、鹿児島県沖で黒潮の南端が南下してきて、ちょうどそこで群発地震が始まった。
長年、海洋現象と地震発生の関係を研究してきて(科学者が手を付けてくれないので仕方なく)、黒潮と地震はやはり深い関係がある。
トカラ列島近海の群発地震が始まった06/21に、黒潮の南端がちょうど群発地震の震源の上に来ていた。
そして今日07/03に至るまで、流路の南端がずっとそこに留まっている。
こうなると、群発地震が終息した後でどうなるかが興味深い。
上でも書いたように、トカラ列島近海でより大きな地震が起きるよりも、日向灘など西日本の周辺で大きな地震が続くことを警戒した方が良いだろう。
今日は時間がなくなったので、このへんにしておく。
